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下柳11勝!
2008年08月30日 08:40
雨にも負けず頑張った!
虎M25点灯!林だ!関本だ!Gに引導だァ
写真
勝利のハイタッチをかわす阪神ナイン。マジック25が再点灯した
(セ・リーグ、阪神7-5巨人、17回戦、阪神10勝7敗、29日、甲子園)Gに引導、Mが点灯-。阪神は林威助外野手(29)、関本賢太郎内野手(30)が4本の適時打を放って、計5打点。巨人をネジ伏せ、優勝マジック「25」が点灯した。もう、Mの火は消さん! 「林関コンビ」が新井を欠く打線の新代名詞や!!
ソノ気にすらさせない。淡い希望も持たせない。それが王者の姿。「リン」-「セキ」-「リン」-「セキ」の鮮やかな“ハーモニー”で、引導シリーズの初戦に快勝した。林&関本で『5安打5打点』。M25の点灯を告げるウイニングボールもまた、林のグラブに収まった。
「いいところを見せられてよかった。昨年、母が来たときにはあまり勝てませんでしたから。チームにとっても、大事な試合でしたからね」
宿敵の一縷の望みを木っ端みじんに打ち砕いた記念すべき夜。三塁内野席に兄・威名さん(31)がいた。昨年12月の右肩手術で開幕に出遅れ、7月初旬には左ひざ負傷で離脱。「とても呼べる状況じゃない。もっと活躍してからです」。愛する家族の来日を封印していた。それを解いた初日だった。
一回二死一、二塁。先発・金刃の直球をフルスイング。ふわりと浮いた打球は気持ちが乗り移ったかのように中前に落ちた。意地の詰まった先制打だった。
「変化球もタイミングがあったときに、一球で仕留められるようにしないといけない」
2発目は有限実行で完ぺきにとらえた。三回二死一塁。ボールのあと、スライダーをとらえて右中間フェンス直撃の三塁打で4点目だ。
「林が打ってくれて、すごく楽な気持ちで打席に入れた。(猛打賞が)自己最多とは知らなかったです。得点圏打率…もっと打ちたいですね」
5番の一打に関本が続く。一回は右中間を破る2点二塁打。五回は6点目をたたき出す左越え二塁打を放ち、七回には遊撃内野安打。今季11度目の猛打賞は06年の10回を更新する自己最多。得点圏打率・432で、1位の内川(横浜=同.466)を視野に入れた。
「初回は大きかった。林は当たりはよくなかったけど、二死から先制したしな。その後のセキの3点目も大きかったよ」
岡田監督は目を細めた。試合前のミーティングで「普通にタイガースらしい野球をやろう」と呼びかけた。直接対決を制して「M25」。7得点のうち、バルディリスの一発以外は全て二死後。岡田野球で4連勝で乗り込んだGに引導を渡した。
「イケイケでいきたいです!」
お立ち台から、関本の歓喜の叫びが、聖地に響き渡る。4度目のM点灯だが、もう明かりは消さない。栄光の瞬間まで、ノンストップで突っ走る。
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