今年５回目の５連勝！

新井選手ゆっくり休養して下さい。

阪神・赤星ゲキ走、祝！１０００試合出場
サンケイスポーツ - 2008/8/27 8:02

　（セ・リーグ、阪神４－０中日、１８回戦、阪神１３勝４敗１分、２６日、甲子園）花束を受け取るとスタンドに向かって帽子をとった。赤星がプロ野球４２８人目の通算１０００試合出場を達成した。

　「（ここまで）早いなぁという感じ。いまは中日戦のアタマ（１戦目）としか考えていない」

　節目の試合前も冷静に話していた。代打で初出場した０１年３月３０日の巨人戦（東京Ｄ）から数えて２７０６日目。一回はフルカウント後、７球目で四球を選ぶと平野の初球に今季２７個目の盗塁を決めた。谷繁に送球をあきらめさせる完ぺきなスタートだった。その後は３打数無安打も、新井離脱のショックを感じさせず自分の仕事に徹した。

　「（腰の骨折は）知ってましたよ。ここまで頑張ってくれていたし、休んでおけといえる状況をつくらないといけない」

　持病の首痛を抱えながらの戦いが続く。それでも、仲間を気づかった。「特別なことをするのは本人も望んでいないと思う」。選手会長として新井のために頑張ろう－とは言わない。いつも通りにプレーすることがエールになる。自身も故障離脱の経験があり、しかも同い年。辛い気持ちは理解できた。

　勝利こそが良薬。前半戦は体調を考慮しスタメンを回避することもあったが、五輪組が抜ける後半戦は「（状態が）悪くても全試合出るつもり」と誓っていた。

　「１０００試合目は白星でよかった？　はい、そう思います」

　表情を引き締めたままクラブハウスへ引き揚げた。その短い言葉に力を込めた。手負いのレッドだが、戦い抜く覚悟はできている。

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