今日から後半戦！

阪神・赤星、１打席目で打つ！
サンケイスポーツ - 2008/8/3 8:01

　オレに続け！！　阪神・赤星憲広外野手（３２）が２日、３日の後半開幕戦（対横浜・横浜）に備えて横浜入り。「チームに勢いをつけたい」と、第１打席での出塁を宣言した。意気込む斬り込み隊長の快音で、五輪組不在の不安を一掃する。

　淡々とした決意表明が、頼もしさを際だたせた。星野ジャパン組の新井、矢野、藤川を欠いて迎える、３日開幕の後半戦。額に浮かんだ汗をぬぐいながら、赤星が２度目の“開幕ダッシュ”を誓った。

　「一番初めに打席にいくので、チームに勢いがつく打席にできればいい。今までと同じように、出塁することを考えてやっていきたい」

　敵地ハマスタの真っさらな打席に向かうイメージは固まった。一番打者として相手の出ばなをくじき、一気の速攻で猛虎のペースに持ち込む。

　昨年もそうだった。首位と６．５ゲーム差の４位で迎えた中日戦（ナゴヤＤ）の初回、先頭の鳥谷がいきなり右中間二塁打。金本の中前適時打で好発進を決め、“開幕”４連勝で追撃態勢に火がついた。その再現で今年は、マジック「４１」減らしを加速させる。

　五輪組の不在については「他のチームも主力が抜けている。新井、矢野さん、（藤川）球児が出ていない試合もあった。ここまでみんなで戦ってきたし、何かを変える必要はない」と心配無用を強調。試合間隔が空く変則日程に合わせるコンディションの維持を、８月戦線の課題に挙げた。

　だが、赤星にとっては好都合だ。前半戦終盤は持病の首痛が悪化し、スタメンから外れる試合が増えていた。十分に休養が取れるメリットを生かし、残り５１戦の無休を宣言。「無理してもいいところに差しかかってくる。そのために配慮してもらってたんでね」とハラを固めた。甲子園の新室内練習場での練習後、横浜に入った。

　「一戦一戦を全力で戦えば、おのずと結果はついてくる」

　レッドの快音を合図に、猛虎の快進撃が再び幕を開ける。