いつものオリオン星座だ

幸いなことにアイスランドの方から吹いてくる寒気が暖かい空気を吹き飛ばしているのか雲が切れ、夜中に裏戸をあけて猫を外で遊ばせるのに裏庭の南西の空を仰ぎ見ればこの時期に限らず他の時期にも何度も見上げる見知った三ツ星のオリオン星座が垣根の上にある。

空が大きくこういう晴天で大都市圏の不夜城のような明かり公害も無いところでは太古の人々が見たのと同じような星空を見て不思議な気分に浸れるような気もするもののこの三ツ星が日本では住吉三神だとはネット百科事典で見るまでは知らなかった。　オリオンは海の神ポセイドンの子供だとは承知していたものの、星座はギリシャ神話だけだと愚かにも思い込んでいて世界各地でこの星をそれぞれに解釈、創作、神話としていたことに想いがいかなかった自分の能天気にも呆れたものだ。

そんなことはどこ吹く風、勝手に冷たく乾いた敷き石の上で猫がごろごろ転がってその背中をフロアにこすりつけ気分が変わったのか私がその星座に向けてセットしたカメラのタイマーが終わるのが待てないかのように又暖かい室内に入ろうよと私の足元に来てせがむ格好をする。

どうも人間に限らず猫でもオバサンには勝てず、一つ二つのショットを撮ってそそくさとうちに戻り、オバサンが寝る前の餌とやり屋根裏部屋に戻ってこれからうだうだとネット上で朝まで時間をすごす。。