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中国沈担保 狼洞溝3

2022年09月28日 09:50

昨日の続き。沈担保周辺は確か亡くなった将校の石碑があると聞いた。目的地を探して行ってみると中々見つからない。107年前にこの辺は秋山部隊は馬ごと塹壕の中に入ってそこに機関銃を据えた。騎馬部隊が馬を活用しなかったらしい。それでロシア騎馬軍団を撃退した。そこから戦争で騎馬部隊というものがが消えた。近代戦争では騎馬部隊は役に立たなくなったからだ。しかし馬ごと塹壕に入れるという発想はどこから浮かんだのか分からないが、圧倒的不利な状況から生まれたものであることは間違いないだろう。真冬の中、凍死者も出たのではないかと思う。まあ普通考えると戦争出来る状況ではないが、現実日本軍右翼ロシア軍左翼を含めれば、20万人程度が極寒の地で必死に戦ったという事だ。
ここは観光で来るところでは無論ない。民家の集落はあるが、賑わいはない。土手らしきところに石碑がありそこは津塚の丘と呼ばれている。自分の目的地でもある。正にここで白兵戦が行はれた。津塚とは確か亡くなった将校の頭文字だったと思う。しかしこんな寂しい所で。必死の白兵戦をよみがえらせるのは難しい。でもここで戦った人達が日本を守ったわけである。特に立見率いる第八師団15000名(前日記載の5000名は間違い)の奮闘に感謝である。因みに第八師団弘前師団とも言われ弘前出身者が多かった。

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