上海人の連帯感

上海は前日のウラログで記載した通り、コロナ前は良く出かけていた。
中国現地法人も様々な問題が次から次へと発生して来るからでもある。
これって企業が活発に活動している証拠でもある。何も問題ないと言うのはかえって大問題です。
日本に帰る日に台風が来て、その日飛行機が飛ばない事態になった。
それで、中国人の部下と翌日の飛行機の席を確保しようと飛行場で粘っていた。
明日帰国しないと翌々日の全体会議に間に合わない。
明日の便の席を確保するのは絶対条件だった。
そこで中国人の部下が、つかつかとチェックインカウンターに入って行った。
そんなところに係員でもないのに入ってはいけない。それが入って行って、係員と話しをしている。
これには驚いた。直ぐに外側に出ろと言われるかと思ったが会話になっている。
５分位経過して戻って来ると、明日の席が取れたとの事。廻りの日本人が白い目でにらんでくる。
何か不正な事して席を確保したのかと疑っている目だ。
その部下の中国人に聞くと、上海人同士は連帯感が強いという。彼も確かに上海人だ。
日本人だったらそんな事しない。コンプライアンス順守で行くだろう。
上海人同士で話し合い、席を確保したと言う事だ。結果、翌日日本に着くことが出来た。
無論会議にも間に合った。この中国人の部下とは今でも仲が良い。昼飯も一緒に行くことも多い。
この時の縁で繋がっている。