インドデリーの夜

インドの中央やや北に位置しているデリーへ仕事で行った。たしか成田からムンバイ迄行って、ムンバイからデリーへドメスティックで行った記憶がある。成田からムンバイまではエコノミーだったが、30人乗り程度の小型ジェットで、待遇はビジネスに近い。結構良い旅だった。隣に若い女性がいて会話しながら行ったので退屈しなかった。彼女もビジネスでインド訪問。空港で別れる時に名刺交換とアドレス交換して別れた。日本でも会社が近い事もあり、時々食事して情報交換している。
デリーに行くと目的地まで1時間掛かるというが、中々着かない。あの当時ナビもなく、運転手は地図も持っていない。時々車から出て人に聞いている。そんなこんなで約束の時間から30分遅れた。ようやく着くと、マルチスズキの担当者が門前で待っていて、打ち合わせは30分短縮しくれと言われた。日本からようやくたどり着いて、遅れたのはこちらの責任だが、それはないな。少しは気を遣ってくれと言いたかった。プレゼンも全て言い尽くす事が出来ず、一気にどっと疲れが出た。その夜は仲の良い日本のティア１（一時下請け）と食事した。インド人の幹部もいたが、酒は飲めない処みたいだが、そのインド人は酒がぶ飲みしていた。いい加減なものだ。インド人は優秀な人はほんの一握り。目つきが不気味だ。夜は用事もないのに道の両側にたむろしている。何してるわけでもない。インドには全く遊び場がない。これでは皆インドには来たがらないよな。ストレスも溜まる。だから暴行騒ぎがよく起きる。付き合ってくれた日本人も早く日本に帰りたいと言っていた。インドは仕事で来るところではない。今回のインド訪問の成果は、インドに向かう飛行機の中で一緒に楽しく会話した日本人女性だけだったな。（笑い）
まあインドへ出張して、その情報収集を基に、インドの現地法人を設立したという成果もあったと言えばそうなる。結果インド駐在となった奴にはごめんなさいしかない。