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シンガポールの夜2

2022年09月22日 11:37

今から4年前だが、マレーシアの現地法人から、シンガポールにある代理店不正行為をしているとの事でこの代理店懲戒処分にしてくれとの要求があり、現地に赴いた。
代理店社長は平謝りだったが過去にも同じこと(会社名が印刷している製品ラベルを無断で貼り付ける行為)をやっており、再発防止のため、代理店契約の破棄と賠償金を求めた。二度としませんと言って来たが断り、断固とした態度を貫いた。夜も会食しようと迫って来たがこれも断った。この社長アメリカナイズされてスマートな商売をするので、代理店契約したが、1回目は許したがまたもや不正をしたのでこれは許しては置けない。確かに態度に可愛げがありこれで許してしまいそうになるが、鬼の対応だ。
ホテルにその社長が来て、隣りに結構な美女を連れている。今度は色仕掛けか。何とか代理店契約破棄だけは勘弁してくれと、土下座する勢いだった。そこで賠償金10万ドルで合意した。彼らからしてみれば偽物品の売り上げはその半分にも満たなかったから不満はあったろう。しかし偽物品で顧客が損害を被った場合はその額では済まない。もう少し上げても良いとは思いつつ社長の態度に負けた
覚書も交わし今の所不正行為は確認されていない。
それですっかり安心したその社長は、その美女を置き去りにして帰って行った。彼女はその社長からの命令で帰れず困った状況になっていた。仕方なくホテルの茶店で片言の英語世間話をして帰ってもらった。
その美女、知的でスタイルも良くとても好み女性だった。華僑の娘との事で、不自由ない暮らしをしているが、この仕事は面白いと言う。好き者なのかとも思ったが、色々な男性と話が出来るので世間が広くなると言っていた。
次回来る時のために連絡先は聞いておいた。次にシンガポールに行ったのは日本の顧客へのプレゼンだった。彼女と連絡を取り観光案内をしてもらい、イタリア料理の店で食事をした。そして夜は楽しい思い出が出来ました。

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