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中国上海の夜

2022年09月16日 10:51

上海は今から85年前、第二次上海事変が起きた。それが端緒となり、日本軍首都南京まで攻め入り、全面戦争となってしまったわけである。言っておくが、仕掛けて来たのはいつも国民党軍、共産党軍であり、それに引きずり込まれた日本も責任がないではないが、責任の所在と言う見方からすると、中国側にその原因があったと言う事だ。
上海中国現地法人の中心となる現地法人であり、海外担当責任者として度々上海現地法人を訪問した。
仕事の内容は様々な問題がある。人の問題、財務の問題、コンプライアンスの問題、製造の問題、仕入れの問題、顧客の問題等々、一日中会議も度々だった。
中国は引き抜きその逆も度々起きるので油断はならない。技術漏洩も日常茶飯事であるので、本社から見る目も厳しい。しかし彼らも売り上げは伸ばさなくてはいけないので、コンプライアンスギリギリの行為とか、かいくぐっての違反も見られたが、そうやって行かないと売り上げを伸ばして行けない面もあった。日本はその点、のんびりしているように見える。資本主義という観点から見れば、彼ら現地法人の方が共産国でありながら、日本より、より資本主義に見える。中国は行動が早い。変化も早い。
仕事の厳しさもあって、中国を訪問する時は、彼らの労を労って、飲み会カラオケには毎晩出かけた。
あの当時カラオケから毎度チンチロリンに移行していた。中国人はこのチンチロリンで集まって賭けをするのが好きだ。負けると罰ゲームがあり、その時は女性カラオケ店専属)は胸露出、男はチンポを見せるという罰則だったみたいだ。中国語を理解していなかったのでその罰則は知らなかったのだが。
それでチンチロリンで回して行くうちに、結局自分が負けと言う事になり、そしてその罰則を聞いた。
それで彼らとしてみれば、日本人ボス、いつもきつい言い方で締められているから、いい気味だ。
彼らの罠にはまったと感じたが、反面お前ら見ていろという感覚になった。
自慢のデカカチンポを見せてやるとズボンを脱ぎだすと、彼らが慌てて止めに入った。
自分としては自慢のチンポを見せつけてやると思ったのだが。女性どもからは、なんだー的な残念的な態度だった。まあチンポ見せ事件が拡散してもまずいし、結果的には収まるところに落ち着いた。
副総経理は中国人で彼が部下達をまとめている。
その副総経理が、どんな仕事にも精通している本部長は、中国人だって皆尊敬してるんです。何もうるさいからとかきつい事言われたとかで、ストレスを感じても、それが正しいわけであるから、何も非難したり恨んだりはしないです。と言われた。全くの誤解。みみっちい考えがよぎった反省しきりだった。
奴らは昔の日本人だ。エネルギッシュで失敗を恐れず、反則ギリギリの行為もしている。行動が早い。新しいものに直ぐ飛びつく。正に80年90年代日本人に似ている。
中国が成長したのは、昔の日本人がいるのだから当然と言えば当然なのだ。

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