夫との別居を考える・・・

あっと言う間の3日間だった。。。




これで　またアトムとはしばらく　さよなら・・・




そして　私はまた何食わぬ顔をして　夫と普通に生活を始めるのだろうか・・・・

そんな自分が恐ろしい。




朝　ホテルをチェックアウトしようとしたら



アトムから

「帰り道に　美味しいお店があるから寄って帰ったら？」



と連絡があった。




あっ　また　アトムに会えるんだ・・・・



美味しいお店より　何よりアトムに会えることが嬉しかった。


また　アトムの車の後ろをくっついて走る。



お店はホテルから30分くらい走った場所だった。


「今日は一緒に食べて行こうよ」




「イイよ、お母さんに挨拶できる立場じゃないし・・・」




「いいじゃん　こっちの友達って思えば・・・深く考えすぎだよ・・・」




「マジ　イイって・・・帰るよ」




「それも　オカシイってば・・・忙しいの？」




「いや　別に。。。じゃ　寄るよ・・」




と　アトムを母に紹介する事になった。



店に入って　落ち着きの無い様子。。。


緊張しているアトム・・・(^^;




母に紹介すると

母は　もう私達の関係。。。もちろん察しがついていたようだった。

母はやはり　自分の娘がどんな男と付き合っているのか　知りたかったのだと思う。


翔は人見知りもせず、アトムと会話をし始めた。

食事が来るまでの間　アトムがテーブルで遊んでくれるが


3人も子供が居る割には　ぎこちない人だ・・・と思った。

この人　家で子供と遊んであげてるのかな？？？




ここで　子供とアトムを会わせてしまって

子供は夫にこの事を言ってしまうのかな・・・・・・



まぁ　その時は　知り合い　と言えば言いのだけれど・・・・


この先　結婚できる間柄でもないのに

母にまで紹介してしまった・・・・・




自分がまたアトムに会いたいばかりに・・・

充分　昨日も一昨日も一緒にアトムと居られたじゃない・・・

まっすぐ帰ることが身のためだったのかも知れない・・

浅はかな事をしてしまったような気がして後悔した。。






食事が終わり


アトムと別れた・・・・。

母や子供が居て　お別れのＫＩＳＳは出来なかったけど・・・


そこからまた　長い道のり・・・・

本当に遠い。。。帰り道は　尚遠く感じる。





現実の我が家に到着して待っていたものは・・・・



夫からの冷たい疑いの視線と、憎しみいっぱいの態度だった。



アトムが千葉の人だということを夫は知っている・・・・

だから　千葉へ行ったなんて言えない・・・・



「何処行ってきたの？」



「うーーん　内緒・・・」



「あっそ・・・」



それ以上　夫は私に聞くことはなかった。。。



私が　「内緒」　そう答えた時点で　私達夫婦の間の距離は

かなり遠ざかって行った。



それからと言うもの

日に日に

夫の笑みを見ることは無くなった。



いつも　部屋を暗くしてＰＣをしていた・・・・



夫も必死に　誰かを求めているようで

私が　夫がＰＣをしている部屋に入ると

いきなり　ＰＣの画面を隠すようにするのだった。。。



でも　人って　ムキになって相手を探している時って

どーー言うわけか　見つからないモノかも知れない。

そして　見つからなくても良い時に限って　見つかってしまったり・・・



夫は　私と一緒に旅行に行った母にも　当たり　酷い態度をするようになった。



それでも　私は

子供の前では明るく振舞うよう　演技をしてきたつもりだけれど

演技は所詮演技・・・・



子供の顔も　日増しに暗くなっているように見えた・・・



毎日浮かれているのは

私だけみたい。。。



そんな夫の態度を見るたびに　どんどん夫のことが嫌になってくる。。。



夫は

元々　あまり素直にヤキモチを妬いてくれる人ではなかった。。

本当に私は愛されているのか・・と不安に感じていた。

喧嘩して　外に飛び出した私を　追いかけて来てくれる事もなかった。。



女って　外に飛び出したとき

追いかけて欲しいものなんだよね・・・

でも　私が当てもなく　1時間くらい外で時間を潰して戻ってくると

高いびきで寝ている夫・・・・・

私は　そんな夫に心が満たされていなかったんだと思う・・・・

寂しかったんだと思う・・・



だから　アトムと知り合って　いとも簡単に心が奪われてしまったのだろう・・・・。



がむしゃらな一生懸命さ、無我夢中で私を引き寄せる大きな力・・・

アトムにはあって　夫には無かったんだと思う・・・。



私は　夫との別居を考え出した・・・



離婚するのは　怖かった・・・・

８年も経って　やっと出来た子供が居るのだし・・・



とにかく　毎日一緒に生活することが苦痛だった。

お互い離れてみて

それでも　お互いが必要と感じるか　試して見たかった。