歳とともに「性欲」はどうなるか？

--
「女性の方が年齢を重ねるほど性欲が強くなってくるそうです」という書き出しから始まる日記を拝見しました。ちょっと私の知っている範囲で想いめぐらしてみたところ、二人の女性が思い浮かびました。

　一人はむかしお世話になった、板橋の女性。小柄な身長でけっこうまんまる。もうお一人は府中の出身で若い頃は割とスリム（今はちがうけど）。年齢は板橋さんの方が10歳くらい上ですが、私が会った頃の年齢ではアラフォー真っ只中。府中さんが現在ちょうどそのくらいの年令です。両者とも複数のお子さんをお持ちです。このお二人、私が知っている女性の中では性欲の強さでは、お相撲でいうところの『関脇』級だったと思う。当然男性経験も多く、オーガズムを知り尽くしていそうなお二人です。

　板橋さんは「性の先生」でした。いろいろ実地でも教えてもらいました。あと過去の男性経験も話してくれたのでとても参考になりました。ちなみにいちばん「いかせて」もらったのは陸上自衛隊員さんだった、とのこと。指だけでいかされたって。

　府中さんは腐れ縁メル友、もう二十年。いまはLINEですが、旦那さんとの性生活を克明に教えてくれます。このご夫婦は最低でも週１位は必ずあります、23.8%の「ある」の中でも立派な数字です。ただ最近の報告は「すぐ終わっちゃってつまんない。全然良くない」の連発ですが。

　生物学的には、人間で言うとやはり20代がいちばん「生殖」には適切な年齢ということですよね。ただし、このお二人の女性の例のように４０歳超えてた頃、かなり経験を積んできて、さらに『もっと高みを目指したいっ！』って感じになりそうなこともよく理解できます。

　男性の場合はどうか、これはなかなか簡単にちゃちゃっと書けませんが、昨日ふと頭にうかんだのが、私の故郷の文豪、島崎藤村先生のケース（事件）。４女を出産した後に亡くなってしまった奥さんを見送ったあと、家事を手伝ってもらうために故郷から姪っ子さんに来てもらったそうです。藤村40歳、姪っ子さん19歳の時に、この二人は関係を持ってしまいました。以来６年間にわたってこの関係は続き、子まで
できてしまいました。文壇では相当批判され、それにこたえる形で、藤村は『新生』という小説でこのことを告白することになった、と。 　男性でも、40歳頃という年齢では「抑えきれない」性欲があったのでしょうね。