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『動物的』一目惚れって経験あり?

2020年01月27日 20:21

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 直木賞受賞小説 『恋』 後半部より若干引用させていただきます。

【布美子】「どうしたの?雛子さん」
雛子】 「どうしたのかしらね。なにか変なのよ。3日前からずっと、あの人のことを考えてるの。考えてるうちに、胸が熱くなってくるの」
【布美子】「あの人、って?」「あの電気屋の男の人、私はそれほどいいとは思わないですけど」
雛子】 「彼には何かあるわ。そう感じるの」

 軽井沢の別荘に避暑にきている、片瀬信太郎・雛子夫婦アルバイトがきっかけでこの夫婦と家族のような「親密」な関係になった主人公、矢野布美子。子爵の娘、雛子は奔放な性格。東京に居る時は片瀬の弟子半田」と愛人関係にあり、軽井沢に避暑にくると別の「副島」という愛人との逢瀬を楽しんでいる。信太郎もそれを公認しているし彼自身も布美子とも関係を持っている。

 『どう考えても、雛子が話したがったことは、尋常ではないような気がした。雛子は信太郎と結婚し、信太郎の教え子と公然と関わりをもち、そしてその上で、もう一人、別の愛人を持っている・・・。』

 そんな雛子軽井沢でまた別の「愛人」ができそうになっているシーン。どう考えても釣り合いそうにない「組み合わせ」。しかし雛子の「動物的感覚」はそういうことを度外視して突き進んでいく。

 動物的感覚での「一目惚れ」なにがどうさせるのか判らないけど、なんだか惹きつけられる異性って過去に居ましたか?「あの人には何かあるわ」という様な「胸があつくなってくるような」そんな相手。
ごく普通に考えると、

 知り合って > 話をして > 気があって >デートを重ねて > もっと好きになって > 関係ができて…
  みたいなステップになるのに、

 知り合って > 胸があつくなって > 関係ができて

 精神的なステップを端折ってでも「肉体的な関係」に突き進みそうな、そんな動物的魅力をもった異性。わたしも過去に一人だけ居ました。お会いしたのは数回、電話はもうちょっと多かったけど、結局関係ができる前に「転勤」かで遠方へ去ってしまった女性。関西の醸造メーカーで働いていた女性秋葉原有楽町の間の駅名の名字で下の名前は失念。好きなバンドの追っかけみたいなことをやってて、会ったのも小さなライブ会場とかで数回。中肉中背で特にセクシーとかじゃないけど、なんだか魅力たっぷりで惹かれてました。そんな会い方なのでゆっくり話もできずでしたが、当時はかなり「夢中」になりましたね。たしか本社に移動になってしまって会えなくなったのかな、そのまま東京に居たら、雛子さんのようにたぶん「なんとしても突き進んでいた」と思います。この小説を読むと、彼女を思い出します。

【追伸】
 昨日の日記の最後で書いた「意外な場所で、意外な方法で、まさかの相手と・・・」 の意外な場所・方法は、ひょっとしたら彼女とだったらできたかもって思うほどです。お外で、コート着たまま、立ったまま、とか! 妄想ですね~ 妄想は自由で~す!!!

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