笑顔の可愛い彼女

昼間事務員　夜は親戚のスナックで早い時間だけアルバイト　ドキドキしながら挨拶
人気がある彼女と話していると　彼は少し赤くなりながら微笑んだ

「実は　僕もあなたの笑顔が好きです　いつも自然体で接してくれるから・・・」
彼女は驚いた表情を見せたが　すぐに嬉しそうに頷いた

「ありがとう　お互い緊張しないで話せるのが嬉しいよね♡」
「来週の日曜日は空いてますか？もし良かったら・・・」

彼は少し躊躇いながらも続ける「美術館に行きませんか？
最近オープンしたところで　印象派の特別展示があるんです」

彼女は目を輝かせた「行きたかったところだわ！私も美術館好きなの♡」
「それは良かった」彼は安堵の表情を見せる

「その後は近くの公園でお茶でもどうですか？天気が良ければピクニックもいいですね」
「素敵ね♡」彼女はニコニコしながら答える「それじゃあ・・・約束しましょう」

帰り際　彼らはエレベーターの中で偶然一緒になった
沈黙が流れる中　彼が小声で言った「楽しみにしてます」

彼女は少し照れながら頷いた「私も♡」夜の公園を一緒に歩いていると
突然　彼女が消えた　周りを探すがいない・・・

あの時　彼女は拉致されていた　スマートフォンが位置情報で公園から見つかった
スマホ画面には　最後に映っていた場所が表示されている

公園の隅にある古い公衆トイレ付近　警察官たちが慎重に周囲を調べる
刑事が彼に向かって説明する「共用トイレ内で痕跡を発見しました　

映像には犯人を写そうとした　わずかな痕跡があります」
数時間後　犯人グループの隠れ家が特定され　突入作戦が始まる

「3カウントで突入！」リーダーの声が響き渡る
ドアが蹴破られると同時に　彼女の悲鳴が部屋中に響き渡った

部屋の中は散乱していた　押し倒されたソファに横たわる彼女
制服警官たちが即座に銃口を向ける中　一人の少年が叫ぶ「撃つな！」

「落ち着け！俺たちは彼女に何もしていない！」
「嘘をつくな！服は乱れているじゃないか！」警部補が鋭く言い返す

しかし次の瞬間　信じられない光景が広がった
彼女は震える手で服を整えながら立ち上がり　警官たちの前に立ちふさがった

「待ってください！♡」その声は意外なほど冷静だった
「確かに彼らは私を無理やり連れてきましたが・・・暴力は振るわれていません♡」

リーダー格の少年が弱々しく呟く「本当なんだ・・・俺たち・・・怖がらせたから謝りたかったんだよ」
彼女は静かに続けた「女性と仲良くなりたかったが見向きもされないので

無理やり捕まえて話そうとしていた・・・♡」
彼女は毅然とした態度で少年たちの前に立った「いいかい？」優しいが

断固とした声で話し始めた「こういうことは絶対にやってはいけないよ
女の子を怖がらせて何になるのかな？♡」リーダー格の少年はうつむき加減で

小さく答えた「でも・・・俺たちどうしても・・・話がしたくて」
「友達になりたいなら正直に話すべきだったんだよ♡」彼女は一歩近づき続けた

「力ずくで連れ去ったら誰だって怖がるに決まっているじゃないか♡」
他の少年たちも次第に耳を傾け始めた「私たちはみんな同じ人間なんだから・・・♡」

リーダーの少年が申し訳なさそうな表情を見せると　彼女はにっこり微笑み　
軽く彼の肩を叩いた「これからはきちんと話しかけてよ♡」すると　

他の少年たちも次第に和らいだ表情になり始めた「分かった・・・本当に悪かった」
一人が小さな声でつぶやくように言った「もう二度としない・・・約束する」

彼女はうなずきながら続けた「女の子だって同じ人間なんだから・・・普通に
話してくれればいいんだよ♡」彼女は振り返り　警察官たちに向かって真剣な眼差しで訴えた

「彼らの話をちゃんと聞いてあげてください・・・まだ若いですし　
これからの人生があると思うんです♡」警察官たちは互いに視線を交わし合ったあと　

リーダーの少年に尋ねた「後は警察で詳しく・・・」少年は素直に頷いた
彼女は再び彼の方を向いて　優しく励ました「大丈夫・・・♡」

あなたに素敵な時間が訪れますように