不思議で幸せな出会い

突然の雨の中バス停に辿り着くと先に若い女性がいた
古いプレハブのバス停は豪雨に震えていた

雨音が静かなプレハブ小屋に響いていた　傘を畳みながら一つしかないベンチに座ると
隣に若い女性がいた　彼女からは石鹸のような清潔感のある香りがした

「ねえお嬢さん」「ん？♡」「大人のデートってしたことあります？」
急に何を言い出すのかと彼女が首をかしげる「大人のデートって・・・どういうこと？♡」

「こうやって雨宿りしてる時間も悪くないけど」僕は少し照れながら続けた
「たとえば　少しいいお酒を買って　ちょっと背伸びしたレストランに行って・・・

その後は　ゆっくり話せるところへ行くとか」「それってつまり・・・♡」
「ホテルじゃなくて」慌てて手を振った「僕の部屋とかでいいんです　ただ・・・」

「ただ？♡」「気が合いそうならお互いを知るために　もう少し相性確認の時間を持ちたい」・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように