- 名前
- 狭山の卓也
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント:いい人(よくいわれる、ダメですね。) 恋愛に大切な事:思い 出会う前に...
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大好きなお兄様
2025年09月06日 02:30
今日は両親が旅行に出かけ二人きり 最近遊んでくれないから今日は思いっきり甘えちゃうの
放課後の教室 窓辺に座った僕はスマホを見つめていた「今週末 空いてる?」
と送ったメッセージに既読が付いてからもう10分「まだかな?」
「あっ・・・返事」・・・「女友達と買い物予定 また今度ね♡」
寂しく帰宅すると 妹の大歓迎を受ける「今日はやいね♡」「その言葉ニュアンスが悪いから使うな」
「あらご機嫌ななめ? 彼女と何かあったの?♡」「週末デートダメだった」「すぐ次の予定聞いた?♡」
「いや」「ダメね~ 彼女人気あるから早めに予定押さえないと 今日は私が慰めてあげる♡」
「なに言ってんだ」「今日は私が夕食にカレーを作ったから安心して♡」
「帰ってくるまで全部カレーにするつもりか?」「そうよ レパートリーが多いから助かるね♡」
ソファーの横にくっついて座ってくる「おい 近い」「兄妹だからいいでしょ♡」
「大きくなったんだからもういいだろ」「嫌よ そのうち彼女に占領されるから 今しかできないの♡」
「まだガキだな」「もうこんなに大人よ♡」「確かに・・・」「あ 顔赤くなった ぎゅー♡」
「やめろ」「他の男子にできないんだから いいでしょ♡」「だめに決まってるだろ」
夕飯のひととき
「カレーだけじゃなくサラダとか作れば?」と言いながらも僕は妹の料理に感謝していた
「わかった!次からはサラダも作る!♡」と元気に答えながらテーブルに皿を並べる
カレーの香りが部屋中に広がった「いただきまーす」二人で声を揃えて言うと
妹がニヤリと笑った「どう?美味しい?♡」「普通に美味しいよ」と答えると
「普通って何よ!もっと褒めてよ!♡」と頬を膨らませる こういう仕草は昔から変わらない
「あのさ・・・」と僕が言いかけた時 突然玄関のドアが開く音がした「ただいま~」
両親が早く帰ってきたのだ「あれ?泊まりじゃなかったの?」と僕が驚く
「急にキャンセルになって・・・」
「明日からでも行けばいいじゃない?」母が荷物を下ろしながら言った
兄は内心ホッとした このまま妹と二人きりだと何をされるかわからない
一方妹は明らかに残念そうな表情を浮かべていた
「せっかく準備してたのに・・・」と小声で呟く
兄は妹の不満そうな目線に気づきながらも知らないふりをした
実は妹の本当の計画は兄をからかうことだったのだ
いつも冷静な兄を動揺させることに密かな楽しみを感じていた
しかし両親の突然の帰宅で全て台無しだ
「お前たち何食べた?」「カレーよ♡」「大量に作ったな」
「これなら心配ないな 明日再出発しよう」父が嬉しそうに言った
「そうね♡」母が同意した
あなたに素敵な時間が訪れますように








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