マッチングアプリで初顔合わせ

綺麗な女性　話が旨い営業向きだな　メニューを一緒に見ていて手が触れる
初々しい反応　男性とあまり触れ合っていない気がする

食事をして更にバーのカウンターで　彼女が「あの　実は私・・・♡」「ん？」
彼女の目が潤んでいた　小さな声で続ける

「あまり男性とお付き合いしてなくて・・・すぐ感情的になっちゃうんです♡」
彼はグラスを置いて真剣に見つめた「今はどう？」

「ドキドキが止まらなくてうまく話せない・・・♡」
「そうなの？　話が上手で営業向きだと思った　メニューを一緒に見た時に

手が触れてビックリしてるのが可愛いかった」彼女は頬を染めて微笑んだ
「ずっと緊張してたけど　あなたの優しさに包まれてるみたい♡」

窓の外では雪が静かに降り始めていた　店内のBGMが小さくなり　
まるで世界が二人だけのものになったようだった

「もう一杯頼む？」彼が尋ねると　彼女は首を横に振った
「今日はこれくらいにしておきたいです　この余韻を家で楽しみたいから♡」

彼は思わず笑った「じゃあ送っていくよ」
会計を済ませて店を出ると　予想以上の雪景色が広がっていた
　
珍しく積もり始めた雪に彼女が感嘆の声を上げる
「わぁ！お話の世界みたい　明日まで残るかな？♡」

彼が差し出した腕に　自然と彼女の手が絡んだ　
普段なら絶対にできないことだったが　アルコールと雰囲気の魔法だろうか

「ねえ♡」彼女が小声で言った「また会える？♡」
彼は空を見上げながら答えた「これは夢じゃないのでぜひ続きをお願いします」

あなたに素敵な時間が訪れますように