人気者の彼

油断できない　夜風がそっと頬を撫でる高層ビルの展望台
ガラス越しに見える夜景「うわぁ・・・きれい♡」君の髪が夜風になびいて光る

「ほんと・・・なんか大人になった気分♡」「あのさ・・・」突然真剣な眼差しで
彼が口を開く「いつも無理してるよね」その言葉に胸が締め付けられる

「そんなことないよ？♡」強がる私「分かるよ」そっと手を握ってくれる温もり
「俺のために頑張りすぎて倒れちゃダメだよ」涙が零れそうになる「でも私・・・♡」

「大丈夫」優しい声が響く「そのままの君が一番好きだから」
これからの二人を照らす未来への光の中「ありがとう・・・ずっと一緒にいてね♡」

「もちろん」抱きしめあう二人の影が窓ガラスに映る
大人へと歩む階段の途中　互いの存在が何よりの支えになっていることを

星々が静かに見守っていた・・・

あなたに素敵な時間が訪れますように