- 名前
- 狭山の卓也
- 性別
- ♂
- 年齢
- 66歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 自由コメント:いい人(よくいわれる、ダメですね。) 恋愛に大切な事:思い 出会う前に...
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ひとめぼれの彼
2025年09月01日 01:13
イケメンで何人かの若い彼女も見かける 挨拶に続きやっと話しかけることができた
今日仕事の後 飲みに行く約束ゲット・・・
それから数日後の夜 彼女が珍しく早く帰ってきた 疲れた顔をしているのに
彼を見ると満面の笑みを浮かべる 「ただいま♡」と言いながらバッグを置く姿に胸がキュンとする
「おかえり。お風呂沸いてるよ」「ありがとう!すぐ入ってくるね♡」
浴室に向かう彼女の背中を見送りながら 彼は料理の手を止めた
今夜は彼女の好きなハンバーグ デミグラスソースを丁寧に仕上げているとき
ふと気づいた カウンター越しに彼女が立っている
「美味しそう!♡」タオルで髪を拭きながら微笑む彼女「料理が得意って本当にすごいよね♡」
「そんなことないよ・・・」
それから一週間後の金曜日 彼が急に友達と食事会に行くと言って出かけた
普段なら絶対行かないのに・・・ 空っぽになったアパートの静寂が彼の心を重くする
スマホを確認すると新しいメッセージが一件
「今日飲みに来れますか?♡」
彼からだった 胸が高鳴る 最近ずっと一緒だった彼が突然出かけ 外から飲みに誘ってきた
返信する前に洗面所でメイクを直す 鏡の中の自分を見つめる目に不安が映る
集合場所の居酒屋に向かう途中 雨が降り出した 傘を広げながら歩いていると
背後から声がかかる「濡れるよ」振り返るとそこには既に店の前で待つ彼の姿があった
「待たせてごめんなさい♡」「いいよ 今日は親友を紹介するね」
彼は自然な動作で私の肩の雨粒を払ってくれた
居酒屋の暖かな照明が二人を迎え入れる 奥の個室にはもう一人の男性が座っていた
「遅かったじゃん」スーツ姿の青年が軽く手を挙げる 第一印象は爽やかで理知的な感じ
「こちらが親友の佐々木だよ」彼が紹介してくれた 佐々木と名乗る男の鋭い視線が彼女を貫く
「初めまして。あなたが噂の?」ニヤリと笑いながら差し出す手を握る瞬間 なぜか全身に電気が走った
三人での乾杯 彼はいつものように優しい表情で彼女のグラスに注ぐ
一方で佐々木は興味津々といった眼差しで二人を観察している
酔いが回り始めた頃 彼女がふと気づく テーブルの下で佐々木の足が微妙に触れ合っている
「あっ・・・♡」思わず声が出てしまうと彼が不思議そうに覗き込んでくる
「どうしたの?」「な なんでもない♡」
「もういいから・・・」彼女の頬が熱くなる 親友を連れてきたのは
彼女のことを信用してほしいという意味だったらしい 佐々木が申し訳なさそうに頭を下げる
「本当に悪かった 彼があんまり熱心に君の話をするもんだから」
彼女の膝小僧に触れた指先が離れていく チクリとした痛みのあとに残る奇妙な温もり
彼は困ったように眉をひそめながらも どこか嬉しそうに見える
「俺は君が大好きだから安心して」そう言って彼女の耳元で囁く声に背筋が震えた
「でも・・・そんな風に話してたなんて♡」
言葉とは裏腹に胸の奥で何かが溶けていく感覚がある・・・
あなたに素敵な時間が訪れますように








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