- 名前
- hero
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 最近、美術館に行ってませんね。 休日は、料理をつくっています。 鯵のつみれ揚げを作り...
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多忙なので(編集済み)
2007年05月18日 23:40
お仕事お疲れ様でした。
今、仕事が終わり品川駅にいます。
更新は、後ほどするかもしれません。
ここから更新します。
本日は、
「最近、仕事がうまくいってなくてさ…」
あなたの好きな人が、こんな話をしてきました。
さてこの場合、いったいどう答えるべきでしょうか?
1「どういう風にうまくいってないの?」
2「その分、がんばらないとダメだよ」
3「私もうまくいってないんだよ。この前も上司に怒られてさ」
4「大変だね」
選んでから続きを読んでくださいね。
突然ですがあなたは、「グチを話したい」ですか?
おそらくほとんどの人が、「なるべくならNO」ではないでしょうか。
「つらいことがあっても、ひたすら頑張ってる人、カッコいいよね!」とか、
「何があってもそれを表に出さない人って、シブいよな~ぁ」と言われることはあっても、
「グチをこぼしてる人ってカッコいい!」
「陰口いってる人ってもう大好き!」
なんて言われることは、まず絶対にありませんね。
誰の心の中にも、「グチをこぼすことはカッコ悪い」という意識があるものなのです。
でも当然ですが、「グチをこぼす」ことはとっても大切なのですよ。
ひたすら耐えて外に出さないのは確かにカッコいいのですが、言えないストレスは確実に心の中にたまっていきます。
「誰かに話す」ことで、自分の気持ちをうまく外に逃がすことが大切なのです。
よって、もしあなたの大好きな人が「グチ」をこぼし始めたら、あなたができるベストな行動はたった一つ。
それは、「質問してあげる」ことですよ。
自分からペラペラとグチを話すなんて情けないこと、誰だってやりたくはないものです。
だからこそ、「聞いて欲しい」のです。
「私は、聞かれたから答えるんだ」。
「それは、質問されたからしょうがなく話すんだ」。
そう思えば、グチを話せるだけでなく、「相手に対して親切に答える自分」という気持ちを味わうことができるわけです。
二重の意味で、相手には嬉しく感じられるのですね。
では、選択肢を見てみましょう。
それでベストなのは、これです。
1「どういう風にうまくいってないの?」。
この質問によって、相手は自然にグチを続けてもいいんだ、と思うことができます。
でも、
2「その分、がんばらないとダメだよ」
これはおそらく「励まし」のつもりで言っているのですが、相手にとっては余計なお世話。
それ以上話せなくなるだけでなく、何より自分の気持ちを「閉じこめろ!」と言われているように感じてしまいます。
まさに最悪の選択肢なのですよ。
そして
3「私もうまくいってないんだよ。この前も上司に怒られてさ」
も、あまり良い選択肢ではありません。
「気持ちを共感」することは確かにとても大切なのですが、自分の話を伝える前に、もっと相手の気持ちを引き出してあげること。
おそらくこう言えば、相手は言い足りなく感じるはず。
もしその気持ちが強いと、
「え~? そんな上司に怒られるくらい、いいじゃん。私なんかさ…」
というように、不幸の言い合いがはじまり、雰囲気がやや悪くなっていきますよね。
このセリフは、相手が十分にグチを言い終わった後に、はじめて言うべきセリフなのです。
最後に
4「大変だね」。
確かに共感のセリフは良いのですが、この一言で終わったのなら、相手にとっては「結論」と同じ。
「それら全部をひっくるめて」→「大変だね」と言っているわけですから、それ以上の言葉を話しにくくなります。
相手は「いや私の言いたいこと、『大変』で済ませちゃうの!?」と思うことが精一杯。
いずれにしても、相手が何かのグチや不満、そして不安などのマイナスな言葉を話し始めたら、とにかく「質問」してあげることが大切ですよ。
さらに「どんな風に」「なんて」というような、「開いた質問」もポイント。
「YES」「NO」でしか答えられない「閉じた質問」とは違い、うまく話を広げることができます。
繰り返しになりますが、相手のことを心から癒すためには、「質問」してあげること。
ただそれだけで相手は気持ちの中身を外に出すことができ、そして結果的にあなたへの感謝に結びつきます。
とにかく「癒す」ことがメインですので、聞きながらも、ちゃんと相手の表情を見つめることを忘れてはいけません。
相手からの返答がなくなったら、それは「質問がまずかった」か、「話したくなくなった」のどちらか。
もう一つだけ別の質問をしてみて、それでも話さなかったら、それこそ先ほどの
3「僕(私)もうまくいってないんだよ。この前も上司に怒られてさ」
のように、自分の話をしてみてあげるのがベストでしょうね。
難しいとは思うのですが、とにかく「質問が大事」ということだけ覚えておいてもらえれば、それで構いません。
「とにかく励まさないと」「笑わせないと」なんて思うより先に、やっておくべきことがあるんですよ。
人は誰でも、「目的」があって初めて、話をするものです。
つらかったこと…。悲しかったこと…。そして、楽しかったこと…。
そんなどうしても伝えたいことがあるからこそ、あなたのところまで来て、そして言葉を発しているのですよ。
そんなときは、一言でも二言でもいいので、優しく「聞いて」あげること。
相手が感じた感謝の気持ちは、確実にあなたに戻ってくるものなんですよ。
heroも突然、相談されたら躊躇してしまいます。
でも、頭の隅に入れておいて下さいね。
何時か役立つ時が、くるかも知れません。
全ては、貴女の笑顔のために…。
お相手は、heroでした。
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