２００安打復活きたいします！

虎・マートン復活宣言や！もう一度２００安打

サンケイスポーツ11月30日(金)7時51分配信
虎・マートン復活宣言や！もう一度２００安打
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来季残留が決まったマートン。今季を反省し完全復活を約束した（写真：サンケイスポーツ）

　阪神は２９日、マット・マートン外野手（３１）と来季の契約を結んだことを発表した。２年契約の２年目は現状維持の年俸３００万ドル（約２億４６００万円）。打撃不振や舌禍事件、審判への悪態などマイナス要素の多かった今季を反省し、完全復活を約束した。

【写真で見る】阪神・マートン、来年は優等生に戻る！

　和田阪神の低迷を象徴するような存在だった。今季は打撃不振に加え、メンタル面でも不安定だったが、来季は違う。契約を結んだマートンが球団広報を通じて、復活を宣言した。

　「結果が出せずフラストレーションがたまる１年だったけど、来シーズンは本来の自分に戻って、もう一度ヒットを量産していきたいと思います」

　ストライクゾーンの食い違いから、審判に暴言を吐くこともあった。素行不良も目立った。普段はナイスガイで報道陣にも丁寧に応える男だが、不振に引きずられ、悪いことばかりがクローズアップされてしまった。

　来日１年目の２０１０年に日本記録となるシーズン２１４安打、昨季もリーグ最多安打となる１８０安打を放った。しかし、今季は１２１試合の出場で打率・２６０の１１８安打。長打を狙いすぎるあまり打撃フォームに狂いも生じた。６月９日のオリックス戦（甲子園）後には「ノウミサンがキライ」と発言し、舌禍騒動を起こした。８月１７日のヤクルト戦（神宮）後には緩慢守備をとがめられた関川外野守備走塁コーチとひと悶着あった。

　兵庫・加東市内の球団コンペに参加した和田監督は心身のリセットを希望。「もう１度、２年前のマートンに戻ってね。課題は伝えてある。力んで打撃を崩した。２００本打ったときのように、原点にかえってほしい」と期待をかけた。

　左翼を守っていた金本が現役を引退したためチームは「左翼・マートン」が基本線。打順は流動的だが、本来の実力を発揮すれば得点能力が上がることは間違いない。これまでは１番も務めてきたが、西岡が１番に固定されることを考えれば、走者を置いてポイントゲッターとなる５、６番も考えられる。

　「来年は、とにかくポジティブに行きます」

　安打製造機が完全に復調すれば、今季のように５位という失態はない。快打連発で８年ぶりのＶ奪回へ－。Ｍ砲が必ずや、貢献してくれると信じている。