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2012年11月08日 08:52
阪神・中谷、右中間V三塁打!進化の兆し
サンケイスポーツ11月8日(木)7時51分配信
阪神・中谷、右中間V三塁打!進化の兆し
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四回、2点三塁打を放った中谷。右打ちマスターで打率向上を図る(撮影・岡田亮二)(写真:サンケイスポーツ)
阪神・中谷将大捕手(19)が7日、紅白戦に白組の「7番・右翼」で出場。四回に右中間を破る2点三塁打を放った。期待されながらも今季は不本意な結果に終わった若虎は今キャンプで確実性を上げるために、右打ちを習得中。確率を上げて、飛躍へと第一歩とする。
ボールを引きつけて、フルスイング。この打撃も見たかった。中谷が右中間に2点三塁打。豪快なスイングだけでなく、コンパクトに右へと運ぶ打撃スタイルを披露。伸び悩んできた若虎が、進化の兆しを感じさせた。
「チャンスだったんで初球を振ろうと思っていました。ずっと引っ張りだったんで、センター返しを心がけていました」
四回だ。二死一、二塁の場面で打席に入ると、紅組先発・二神が投じた初球、真ん中高めの変化球を右方向へ打ち返した。右中間を真っぷたつに破り、一気に三塁まで到達。前日6日、ティー打撃を行っている際、和田監督から身ぶり手ぶり言葉をかけられ、右打ちの重要性を説かれた。翌日の実戦で即結果を出したが、和田監督のコメントは辛かった。
「1年前のこのキャンプでは、すばらしい内容を見せていた。それを考えると今年1年はもっと伸びてもよかった。性格がおっとりしているんで、我々がつっついていかないといけない」
ちょうど1年前。ルーキーだった中谷が秋季キャンプに抜てきされた。今春の宜野座キャンプにも呼ばれたが、今季2軍戦90試合で打率・225、3本塁打、27打点。フェニックスリーグでも打率は・164だった。
もちろん魅力はそのパワーだが、今のアベレージでは通用しない。そのための右打ち習得。若虎を見守ってきた八木2軍打撃コーチは「生き残る上での選択肢の一つ」と話した上で「左方向へ思い切り打てるようにもなってもらわないと」と長所を伸ばすことも求めた。
弱点を補いながら、武器に磨きをかける。八木同コーチは「遠くに飛ばす選手が少ない中で中谷はその力がある。期待は大きい。我々の責任も大きい」と身を引き締めた。未完の大器で終わらせてはならない。
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