- 名前
- kyoujii
- 性別
- ♂
- 年齢
- 81歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 年寄りですが、気持ちは若いですよ! のんびり、気軽にメールしませんか?チビ・デブでも...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
球児さらば、有難う!
2012年11月24日 08:59
球児、惜別ラス投…さらば甲子園!さらば虎!
サンケイスポーツ11月24日(土)7時51分配信
球児、惜別ラス投…さらば甲子園!さらば虎!
拡大写真
“惜別弾”を浴びた金本と抱き合う藤川。虎党も2人に大きな拍手を送った(撮影・岡田亮二)(写真:サンケイスポーツ)
さらば甲子園!! さらばタテジマ!! 阪神からフリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー挑戦を目指す藤川球児投手(32)が23日、甲子園で行われたファン感謝デーで、惜別のマウンドに立った。最後には、今季限りで引退した金本知憲氏(44)とのガチンコ対決。3万7000人の虎党は、球児の最後のタテジマの雄姿を目に焼き付けた。
【写真で見る】阪神・伊藤隼のコスプレはマジで格好良いワイルドだろ~
何度も聞いてきたコールが感慨深かった。「ピッチャー・藤川」。3万7000人の観衆が沸く。小雨が降るなか、聖地の中心に歩む。たどり着く直前には客席の四方に頭を下げた。メジャー挑戦を控え、届けたかった最後のタテジマ姿。球児が万感の思いで右腕を振った。
「(いろんな)気持ちはあるけど、(ファンと)会話できないので、形だけでも。あいさつだけでもしたかった。最後かなと思った」
言葉で伝えられなかった気持ちをお辞儀と白球に込めた。ベンチで家族が見守るなか、紅白戦の最終回に登板。「甲子園でビジターを着ることはない」。ビジター用からホーム用に着替えた。
先頭は代打・鳥谷。「いま体調は抜群」と、初球、力強い真っすぐで空振りを奪い、追い込んでからはストン! 鋭いフォークでバットに空を切らせた。続く、今成も投ゴロ。ここで、サプライズだ。
「球団の方に感謝ですね。(阪神で)一緒にやっていた先輩だから。シモさん(下柳、前楽天)を含めた3人の方に大感謝です」
テレビ解説を務めていた矢野氏が「マスク被るわ!」と志願し、黄金バッテリーが復活。さらには、今季限りで引退した金本氏が飛び入りで代打出場だ。夢の競演にマンモスの盛り上がりはMAX。2球目。直球を捉えられた打球は右翼のラッキーゾーン(越えれば本塁打)手前で弾んだ。
しかし、球児自ら、右手を回してホームラン判定に。本塁で先輩を出迎え、抱擁を交わした。仕切り直すと、伊藤隼を空振り三振に斬って、試合終了。今度は矢野氏がマウンドに走り、まるで優勝したかのように抱き合った。「やはり矢野さんがいい」。渾身の11球。ファンの視線を一身に集めた感動のフィナーレだった。
1999年にドラフト1位で入団。しばらくは、けがに泣かされたが、2005年から勝利の方程式JFKの一角を担いブレーク。リーグ制覇の瞬間を味わった。虎ひと筋14年で562試合に登板し、220セーブは球団記録。記録にも記憶にも残る虎のストッパーを誰も忘れない-。
球児の口癖は「阪神に愛着がある」。酸いも甘いも味わった本拠地で最後の最後にはグラウンドを一周。スタンドに手を振り、タテジマ生活に別れを告げた。
「全然、大丈夫ですよ」
涙はない。感極まったかと問われても、笑顔で胸の内に思いをとどめた。さらば、甲子園。さらば、虎党。僕はメジャーに行ってきます。多くのエールを糧に来季は海の向こうから、活躍する雄姿を伝えていく。
このデジログへのコメント
コメントを書く