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阪神・鳥谷、ＦＡ宣言せず残留！来季も主将

サンケイスポーツ11月13日(火)7時51分配信
阪神・鳥谷、ＦＡ宣言せず残留！来季も主将
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ＦＡ権を行使せず残留を表明した鳥谷。キャプテンも２年目に突入だ（写真：サンケイスポーツ）

　来季も主将！！　阪神・鳥谷敬内野手（３１）が１２日、海外フリーエージェント（ＦＡ）権を行使せずに残留することを表明。秋季キャンプ中の高知・安芸で吉報を伝え聞いた和田豊監督（５０）は、すぐさま来季も野手キャプテンに任命する意向を示した。打順も１番かクリーンアップ起用を明言。背番号「１」を中心に２年目の構想を練っていく。

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　即答だった。残留となれば、任せる役割は決まっている。来季もタテジマに袖を通す鳥谷を、和田監督が早くも野手キャプテンに指名した。

　「現時点での個人の気持ちでは、もう一回やってもらおうと思う。トリもそのつもりでいてくれるでしょう」

　大阪から届いた吉報にすぐさま反応した。

　今季からユニホームの左胸に「Ｃ」マークをつけ、投手部門の藤川とともに虎をけん引した鳥谷が、この日、海外ＦＡ権を行使せず残留を表明。広報を通じて、「色々と悩みましたが、ＦＡ権を行使せずに残留させていただくことを決断しました。決断したからには、来季へ向けて、チームに貢献できるように頑張りたいと思います」と、コメントを発表した。

　破顔一笑の指揮官は、「朗報です」と続投を明言。「実績とか、タイガースにいる年数、生え抜きというところで、チームを引っ張っていくことを自覚している選手。来年以降もっとこうしてくれ、という注文もない。今のまま引っ張ってくれたらいい」。さらに来季の起用法も即決した。

　「クリーンアップを打つ選手だと思うし、また今年は、足を重視するときに１番に起用したこともあったので、それ以外は考えられない」

　１番かクリーンアップ－。今季は主に３番としてリーグ１位の９４四球、同５位の出塁率・３７３を記録したチャンスメーカー。「後ろが機能してくると、トリの出塁率はプラスになるし、クローズアップされる」。西岡と新外国人・コンラドの加入が決定的で、さらに福留の獲得にも動いている。大型補強とともに、背番号「１」を生かす打順構成が、和田阪神２年目の幹となる。

　「この選手がいるのといないのでは全然違ってくる。これからいろんなことが進んでいくと思う」。絶対不可欠なピースが残り、低迷脱却へのシナリオをハッキリと描き始めた。