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成程話:ゴールしたときが始まりのとき
2012年09月28日 14:48
アルボムッレ・スマナサーラ師の心に響く言葉より
景気がいい時、商売が繁盛している時、物事がいい方向に着々と進んでいる時、人は舞い上がって気を緩め、安心感に浸ります。
ところが、状況は急に変わります。
平和ボケした人はピンチに対応できないので、いざという時に失敗の憂き目を見ることになります。
この世の全てが変わり続ける真理[無常]を知っている人は常に状況を観察をしているので、有事の時の対応の仕方を発見できます。
だから失敗もしません。
男女を例にとると[永遠の愛]を誓って結婚した二人は安心し、怠けるようになります。
やがて無残にも永遠である筈の愛は壊れてしまいます。
無常を知っていれば結婚後も努力します。
お互いの愛を継続するには労りあわなければならないことが解っているからです。
そんな二人ならピンチも一緒に乗り越えられます。
結婚は婚姻届を出したら終わりではありません。
[永遠の愛]なんて嘘っぱちなのです。
『こころを清らかにする言葉』イースト・プレス
この世の中のあらゆるものは等しく同じ所に留まることなく常に変化し続けている。
つまり、永遠不変のものはない。
このことを仏教では[無常]という。
無常を説くお釈迦様は[何かをやって成功したら、次にはそれを捨てなさい]とおっしゃっている(同書より)。
一つの成功にとらわれていては新たな発想ができず、次の段階へのスタートがきれない。だから、ゴールした時が正に始まりの時。商売にしても人間関係にしてもうまくいっているときに人は慢心し、努力を怠るようになる。
どんな時も[人生は今日が始まり]の気持ちで日々精進をしたいな。
このデジログへのコメント
-Q-さん:そうだね。喜んでいいと思います。喜びながら更によくするようにしていけたら素敵ですね
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