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名古屋ドームはやっぱり鬼門!?
2010年08月07日 05:35
阪神・ブラゼルが34号!敗戦も明日に弾み
2010/8/6 21:55 配信サンケイスポーツ
阪神・ブラゼルが34号!敗戦も明日に弾み
5回 ブラゼルが中越えに同点のソロホームラン(撮影・中島信生)(写真:サンケイスポーツ)
(セ・リーグ、中日4-1阪神、16回戦、中日8勝7敗1分、6日、ナゴヤドーム)首位攻防戦で1勝2敗と負け越しての移動ゲーム。3位・中日と “鬼門”での仕切り直し。首位奪回と足場固めへ、負けられない一戦で、ブラゼルの目の覚めるような一発が、重苦しい空気を吹き飛ばした。
【写真で見る】敗戦の中で明るい材料となったブラゼルの一発!
序盤は無抵抗のまま、凡打の山を築かされた。中日先発・吉見の前に手も足もでない。4回までは完全に抑えられた。だが、左翼席を埋める虎党から漏れ続けたタメ息を、助っ人砲のひと振りが大歓声に変えた。
1点を追う四回一死。吉見の投じた4球目、甘く入ったフォークを、ブラゼルが完ぺきに打ち返した。打球は美しい放物線を描いてセンターバックスクリーン右へ。34号同点ソロを突き刺した。
「つないで何とかしたいと思っていたんだ。鶴も最少失点で頑張っていてくれていたし、追いつけて良かった」
ホームラン王争いで首位・ラミレス(巨人)に1本差に迫る5試合ぶりのアーチが、反撃のノロシだった。
「ここからチームみんなで乗っていきたいね」と話したB砲の言葉通り、続く金本が右中間を深々と破る二塁打を放ち、チャンスを作った。二死一、二塁から鶴が見逃し三振に倒れたが、1点を勝ち越され直後の六回には、一死から平野が二塁へのボテボテのゴロにヘッドスライディング。内野安打をもぎ取った。
今季吉見が先発した4試合で、チームは2勝2敗ながら、防御率4・91。打ち込んでいた竜のエースに、虎の意地を示したが、今季はここまで“竜の巣”で阪神の1勝5敗。相性の悪い敵地での戦いは、これまで同様に白星が遠かった。
1日にして首位を陥落した前夜。真弓監督は「ここからでしょう」と強気に前を見据えた。城島を五回裏からベンチに下げて“温存”し、厳しさを増す終盤戦を見据えてタクトを振るった。
この日は午前中に新幹線で移動しての試合。疲れが溜まりやすい状況を見据えて、仕切り直しの一戦に臨んだが、1-4で完敗。首位・巨人が広島に敗れ、ゲーム差は0・5のままだが、ナゴヤドームはやはり虎の“鬼門”だった。
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