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アニキ景気付け一本!
2009年07月26日 08:12
阪神・金本、14年ぶり「地元球宴」で景気付け1本
第2戦の6回、金本は地元で中前打を放ち、やっと笑顔がこぼれる
◆ 初出場の1995年第2戦は広島市民球場 ◆
<全パ7-4全セ>“お祭り”とはいえ、ノーヒットじゃ猛虎の代表として許されない。阪神・金本が最後の最後に地元・広島で意地を見せた。前日24日の第1戦から5打席無安打で迎えた6回無死、オリックス・金子の真ん中高めのストレートを詰まりながらも中前にはじき返し、28日からの後半戦に向け、景気付けの1本を放った。
「広島でのオールスターは久しぶり。嬉しいですね。本音を言えば、古い市民球場の一塁ベンチに座りたかったが、マツダスタジアムも感じがいいので」
プロ4年目で初出場を果たした1995年以来となる地元・広島でのオールスター。14年前は、広島市民球場での第2戦に「6番・レフト」で先発出場。伊良部(当時ロッテ)から左越えに球宴初アーチを放つなど、4打数2安打の活躍で優秀選手賞を受賞した。あれから14年。「年齢が年齢なんでね」と笑いとばした通算11度目の出場は、参加選手の中で両リーグ最多。過ぎた月日だけ、多くの実績を積み重ねてきた証しと言える。
初回2死一塁、西武・涌井の144キロ速球をセンター右へ運んだ打球は「入ると思ったが…」と振り返る会心の当たりだったが、ソフトバンク・長谷川に好捕される不運もあった。
前日24日の試合後、真弓監督と球団の裏方も含めて会食。3時間に及ぶ野球談議を展開するとともに、指揮官の後半戦に懸ける思いも聞いた。また、18日の巨人戦でブラゼルの打球が直撃した右ふくらはぎも、この日はテーピングをせず試合に出場するまでに回復するなど、心も体も後半戦に向けた準備は整いつつある。
勝ちまくるしかない残り62試合。猛虎をけん引するのは、やはりアニキしかいない。
[ 2009年7月26日付 ]
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