一歩届かず・・・

アラフォーバッテリー頑張ったが
　阪神は拙攻続きで届かず
毎日新聞 - 2009/7/20 22:35

　○ヤクルト３－２阪神●（２０日）

　ヤクルトは二回、川島慶が「ミートした打球が、よくスタンドまで届いてくれた」と左翼ポール際に先制ソロ。四回に畠山、五回に福地が犠飛で加点した。阪神は毎回走者を出したが拙攻続き。七回に新井の中前適時打で１点差に迫ったが、届かなかった。下柳は自身５連敗。

　▽ヤクルト・高田監督　（守りでは）常にランナーがいたな。ユウキをはじめ、投手陣がよく投げたよ。

　▽阪神・真弓監督　前半がね。（一回の満塁機にブラゼル、新井が打っていれば）展開が違っていたけど。（下柳は）いつものコントロールじゃなかったけど、それなりに粘ってくれた。

　○…育成枠から今季途中に支配下登録されたユウキが、６月１３日以来の３勝目を挙げた。走者は出すが、そこからが粘り強い。一回１死満塁でブラゼル、新井を連続三振に。三回も１死二塁から金本を三振、ブラゼルを投ゴロに仕留めた。５回１失点の好投だったが、「リリーフ陣をもっと休ませたかった」と複雑な表情。今季は最長でも六回途中で交代を告げている高田監督も「（次回は）七回まで行ってもらいたいよ」と注文を出した。

　○…阪神はヤクルトを上回る９安打も１１残塁。毎回走者を出し、四、九回以外は得点圏まで進めながら、２点にとどまった。中でも新井の不振が目立つ。一回２死満塁で空振り三振。制球が定まらないヤクルト・ユウキの立ち上がりを攻めきれない。五回２死一、三塁では遊ゴロで、一塁に必死のヘッドスライディングも及ばすアウト。七回、１点差に迫る中前適時打は、７月に入って初の打点だった。心配顔の真弓監督は「これをきっかけにしてもらったら」。新井本人は「またあした」と言葉少なだった。
ヤクルト：逆転勝ち、石川は８勝目　広島は打線に元気なし