またまた雨・・・

交流戦も間近になってきました。
ＤＨで　林・今岡使えそう！！

岩田が投げた！交流戦復帰へ復活22球
デイリースポーツ - 2009/5/6 9:36


先発で２イニング登板し広島打線を無失点に抑えた岩田＝甲子園

　「ウエスタン、阪神４-１広島」（５日、甲子園）
　左肩肩峰下（けんほうか）滑液胞炎で２軍調整中の阪神・岩田稔投手（２５）が５日、ウエスタン・広島戦（甲子園）に先発し２回を１安打無失点に抑えた。３月１７日のＷＢＣ第２次ラウンド（米国）韓国戦以来の実戦登板。直球は最速１４２キロを計時するなど順調な回復ぶりを披露した。今後は１２日の同・ソフトバンク戦（ヤフードーム）に先発し、早ければ１９日から始まる交流戦での１軍昇格を目指していく。
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　聖地のマウンドに風格を漂わせながら上がった。「ピッチャー岩田」。場内アナウンスが流れると、甲子園を訪れた５７５４人の観客は、早期１軍復帰の願いを込めてこの日一番の声援と拍手をもって左腕を迎えた。
　「（甲子園が）きれいになって初めてだったので雰囲気を味わいながら投げました」
　３月１７日のＷＢＣ・韓国戦以来４９日ぶりの実戦登板。タテジマのユニホームでは、２月１１日の日本ハムとの練習試合（宜野座）以来８３日ぶりだ。帰国後のアクシデントはあったが、世界を相手に戦ってきた左腕は久々の不安を魂のこもった全２２投球で一掃した。
　初回、先頭の鈴木をこの日最速の１４２キロ直球で二ゴロに仕留めると、続く安部にはカウント２-１から見逃し三振。二死から小窪にはツーシームを中前打されたが、「球種を試したかったんで。高かったのは課題ですけど」と、思い描く投球と現状とのギャップを肌で感じつつ投げた。
　感触を確かめる以上に、岩田は結果と内容にこだわった。二回、先頭の岩本を追い込むと捕手のサインに首を振った。結果的に１４１キロ直球で遊ゴロ。二死後に迎えた鞘師にも追い込んでから首を振り直球を投げた。
　「抑える確率が高いボールを選択した。２イニングですけどスコアボードにゼロを並べたかった」。“格下”の相手を完ぺきに抑えることで最重要課題のゲーム感覚を取り戻すことに没頭した。
　２回を１安打無失点。中西２軍投手コーチは「腕も振れていたしスライダーも良かった。一段階クリアした」。次戦は１２日のウエスタン・ソフトバンク戦で８０球をめどに投げる予定だ。
　その１２日に何も問題がなければ、１９日以降の１軍昇格が見えてくる。「良ければ（ローテ再編を）考えないといけない。他の投手との比較もあるから」と山口投手コーチ。無理にローテに組み込むことはないが、他の先発投手の調子次第では、入れ替えでの岩田の１軍昇格も検討される。
　「チームに迷惑をかけているんで戻れるときには万全の状態でしっかり結果を残せるようにしたい」と岩田。昨季１０勝を挙げてまだまだ伸び盛りの左腕が、また１つ復帰への歩みを進めた。