巨人３連戦の頭とった！

最後は、ちょっとひやひやしたが・・・

＜阪神＞７連勝でＣＳ進出のＭ５５点灯　巨人は２併殺が痛く
2008年7月8日（火） 21時47分　毎日新聞

　○阪神５－３巨人●（８日）　

　阪神が今季初の７連勝で、クライマックスシリーズマジック（ＣＭ）５５が点灯。一回、２死二、三塁から林が中前へ２点打。中盤も確実に加点した。巨人はラミレスのソロなどで粘るも前半の２併殺が痛く、岩田に５月１７日以来の白星を献上。自力優勝が消え、原監督は「あと１本の差が出た」。

　◇球団新の９試合連続２けた安打…阪神、梅雨明けモード

　とにかく強い今の阪神を支えるのは、球団新となる９試合連続２けた安打を記録した打線だ。「誰がじゃなく、全員が役割を果たして積み重ねた数字や」と満足そうな岡田監督。自慢の打力で、早々とクライマックスシリーズ進出マジックを点灯させた。

　好調な打撃陣の中でも、特に目を引くのが関本だ。一回１死から左前打で先制の足場を作り、林の２点適時打を呼び込む。四回には先発・岩田の中前打などで広げた２死満塁の好機で、しぶとく右前に運んで貴重な３点目をもたらした。「ここで打ったら（相手の）ダメージが大きいと、思い切り振ったけど、打球に力がなかったね」と苦笑いしながらも、「でも、いい所を抜けて良かった」と素直に喜んだ。

　平野の加入で、開幕当初は出番に恵まれなかった。しかし、交流戦明けからは絶好調が続く。この９試合すべてで安打を記録し、うちこの日を含む４試合で３安打の固め打ち。打率を４分以上も引き上げ２割９分３厘と、３割も見えてきた。

　阪神は、九回に登板した藤川がラミレスに一発を浴びるなど２失点。なお２死満塁のピンチを招いたが、岡田監督は「まさか藤川がなあ。まあ野球なんて、そんなもんやろ」とひょうひょうとしたもの。止まらないチームの勢いに、ほおは緩みっぱなしだった。【和田崇】

　◇阪神にマジック点灯

　阪神は８日の巨人戦に勝って通算成績を５１勝２３敗１分けとし、上位３球団で日本シリーズの出場権を争うクライマックスシリーズ（ＣＳ）進出へのマジック「５５」が点灯した。横浜、ヤクルトに続き、巨人が８日の敗戦に伴い、残り６６試合を全勝して１０５勝３７敗２分け（勝率７割３分９厘）としても、阪神が巨人との残り試合（１４）以外の５５試合を全勝すると、１０６勝３７敗１分け（同７割４分１厘）となり、自力で上回れなくなった。

　○…巨人が四回の継投で痛恨の“ミス”。２死満塁で新井を打席に迎え、尾花コーチがマウンドへ。バーンサイドは続投し、新井への２球目がボークとなったところで、巨人ベンチは投手交代を告げた。野球規則では、監督またはコーチがマウンドに行くと、その打者に対して投げ終わらない限り投手交代はできない。球審が気づかず、一度は交代がアナウンスされたが、その後、バーンサイドがマウンドに戻された。四球の後、継投した山口が後続を断ったが、流れはさらに阪神に！！！