デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

shrink

2008年03月21日 00:20

shrink

ここを先途と意をさだめ
立ち向かうための拳を
握り締めはしたものの
意余って力足りず
どうにも体がいうことをきかず
知らぬ間に
まどろみの中に気を溶かし
いつもの悲しい夢が
現れて消えてゆき
気がつけば
額にはまたしても
べっとりと脂汗

いっそこうなれば、
手首でも切って
ボクを苦しめながら体を巡る
たちの悪い
赤黒い血をすべて、
氷を張った
バスタブの水の中に
搾り出してしまえば
いくらか楽になりはしないだろうかと
まるで隅田川べりの
青色布のハウスの住人にも劣る
退嬰的な夢に漂い
やがて妄想が消えて行くと
締め切りまであと7時間

さて、悪夢と脂をシャワーで流し
唸って、叫んで、呪ってのおよそ14時間、
やっと原稿があがり、添付書類として送付

ほうじ茶で一服しながら
ある女性の仕事振りについて
少しだけ考えてみる
何もかもがだらしなさそうに見えるのだけれど
だらしないのは人後に落ちぬ自分だし、
そこはおそらく嫌悪の対象とはなっていない
ならばなんで、これほど腹がたってしまったのか?

それはおそらく彼女の過剰な自意識と防御的姿勢に原因があるんだろうと思い当たる

もう一歩踏み込むならば、
なにゆえあなたは、自分を護りたいわけなのか、いったい、そーまでしてさ、
わかっているのかな、世の中の男の97人までは
キミとセックスしたいと思うのかもしれないけれど、
ボクはその他の3人のうちのそのまた左端にいてさ、
興味も何も、キミのパンツの中に手を入れるぐらいなら
死んだほうがましだと思ってしまうんだけど、どうだろう?
どうもこうも、ないだろうけど。

お茶を飲み終わって、

すまいる
すまいる
すまいる

三回となえて
にっこりと微笑んでから
「あのぉ、届いておりますでしょうか・・・」
と、
ろくな文章もかけないくせに
やたらと朱を入れたがり、
くだらない、意味不明ロジックレトリック
押し付けたがる
ひょっとすると愛人関係にあるのかもしれないその女性上司
慇懃に確認の電話
きっと、小説とか書いていたタイプなんだろう
脈絡からやけに浮いた敬語をつかったうけこたえに
ちょっと驚く

あの、傲慢な押し付けが
いったいこの男のどこから発生するんだか
よくわからなくなってしまって。

溝口か小津か、ゴダール
いずれかのDVDを観ようとおもって
新聞を見始めると、その意欲が萎え

今日は萎えてばかりだ
明日もきっとそうだろう
shrinkの坂道
勢いをつけるなら
下り一方通行

やだなぁ・・・

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

callo

  • メールを送信する
<2008年03月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31