こんなひがくるなんて・・・

まるでふつうの
ちちおやのように
ことみちをあるき
つまとかたらい
いぬをひき
めしをたべ
ふろにはいり

またたくまさえ
いきつぐつらさにたえかね
よるべもゆきばもなく
なまりのぼうを
のみこむような
つらさをあわせのみ
なみださえうかべ
なにゆえぼくは
かくなるしうちを
うけねばならぬかと
そのりふじんに
いきどおりはしたものの
ふんまんもやりどころなく
とほうにくれつつ
いきるがために
おおきなこえで
かたりはじめたのは
つい、ふたつきにもならぬまえ

うろんなまなざしを
かんじはしたものの
ちをわけたこ
そこにないのはうたがいなのか
あいじょうなのかかんしんなのか
いつもとかわらぬつまらのめに
いぶかるけはいもなく
そこはそれ
ふつうのちちおやらしく
いようがいまいが
これまでどおりのそっけなさが
こうをそうしたものであろうけれど

ならば　こ　の　
たんじょうびだからと
たれかのあがないし
あんとるめにひをともし
ここでかめらでもてにすれば
いにしえのおさなごを
めでしひびに
たちかえりもするのだろうか

ふとそのすがたを
てんじょうのかたすみから
ながめているたましいと
おなじばしょから
ながめてみると

それではまるで
ちちおやではないか
いつからおまえは
そんなものになりはてたのか

そうあざわらう
てんじょうにただよう
しゅらのたましい

こんなところで
なにしてるんだか･･･
すっかりきえうせた
せいよくを
ほりおこすことから
はじめてみようか

あなたのやわらかなてをにぎり
おもいにもつをたずさえて
れんたかあをのりすてた
あのくうこうのなまえが
いちにちぢゅう
てれびぢょんからながれつづけた
そんなひのおわりに
よくもわるくも
ぬくもりのないきおくを
もてあましつつ




やっぱりはしもとおさむのいうとおり
ひらがなって
よみにくいなぁ