暮れ行く空を見上げつつ・・・

人知れず、
地球まるまる停電して
その日を境として
ボクの日記が色分けられた

なんてわかりやすい日付なんだろう
その日がキミの誕生日で
そんな日に
そんなことが起きるなんて

季節は冬が終わりを告げようとしていて
その日付に拘っていること自体
奇妙な感触にも思えなくもなく

さてそれからの懊悩は
この痛みとの距離感が、果たして
何に由来するものなのか？ということで。

どこか痛みに慣れてしまったようにも思えるのは
もしそれが
こころの筋肉に
弾力が喪われたことの表れであるならば、
自らの皮膚や何やら
肉体の衰えを見るよりもおぞましい

いやそんなはずはない
と、思いたいボクに
もちろんそうではありませんとも
余りにも痛みがすぎて
脳内麻薬物質が
自律神経を救っているのだと
誰か告げては
くれないだろうか？

冬とも思えぬ
どこか厳しさをおきざりに
手酷い仕返しを
懐に忍ばせたような
そんな季節の終わりに

来るのかい？
春なんて