さらば自由の日

日本では土曜から3連休らしいですが、こちらカンボジアは「そんなの関係ねぇ」状態です。
休みは日曜だけですが、金曜から上司を含む3名のプノンペン隊が出発し、帰着は日曜の予定。ということは金曜、土曜と自由を謳歌できるはず…でした。
実際、金曜は自由が謳歌できて万歳だったわけですが、土曜日の午後、2時過ぎ、上司から不幸の電話が…
「こっちの計測は無事終わったから、4時ごろこっちを出てそっちへ向かうわ。10時ごろになるかもしらんが、機材をしまう場所の鍵と、泊まらないはずだった相部屋の相棒に伝えるのをよろしく」
ということでした。こちらの私を含む6名はそのニュースを聞いて絶句です。中には「あしたまでゆっくりプノンペン見物してくればいいのにねぇ」という人も。私も「もう少し部下の気持ちを考えてくれてもいいのに…って無理だわな」とかいってます。
新人さんで露骨に「えー」みたいなことを言う人もいて、その人はまじめそうだったのでちょっとびっくり。

でも夕飯には間に合いそうもないから土曜の夜は最後の晩餐ということで、上司がいたら絶対行かないところにしよう、と相成りました。

さて、不幸の電話第2弾です。午後6時過ぎ、計測も終わり、機材を積んで黄昏を眺めながらたそがれていた時のことです。再び電話が鳴りました。
「今、コンポントムを通過しました。あと2時間くらいで着くと思います」
「晩御飯はどういたしますか？」
「待っててくれたらうれしいなぁ」

ああ、自由の日々が。機材は現地の事務所で保管してもらっているのですが、そこでみんなで今の話を持ち出して会議です。
「これは、提案という名前の命令だから、無視してみんなで飯食いにいったら、切れるぞ」
「かといって、待ってたら、飯食いに行くのが9時ごろになってしまうぞ」
（うーん、と結論が出なかったのですが）
「そうだ、上司が来る前に『軽く』そのレストランで食べてしまうのはどう？」
「名案だ」
というわけで、さっさと食事に行くことに。でも出発前に上司に電話してみると「そんなら○○だけ残ってくれてたらええがな」ということで、その○○も含めてみんなで出発。
でも食事が終わって会計という頃、3度悪魔の電話が…
「今、シェムリアップの街に入りました」

ぎゃー、というわけで、あわてて会計を済ませて、ホテルへ戻って上司ご一行さまをお出迎え。5分の差でセーフでした。
私は○○ではなかったのですが、責任上つきあって（公式には晩御飯を食べてないことにして☆）、もう一度レストランへ行きました。
最初の所ではアルコールもなしで、量も腹八分目くらいにしてたのですが、やはり時間が経つとお腹一杯です。
ビールを少しと、それなりに怪しまれない程度に食べて帰ってきました。

本当なら、日曜の昼くらいまではのんびりできるはずだったのに…

一緒に行った2名のうちの一人に「何でもっとプノンペンで滞在しなかったんだ」と詰問したところ「なんかみんな早くシェムリアップに帰って日曜はのんびりしたい、となって」ということでした。
それにしたって、あーあ、2名の幸せよりも6名の幸せの方が価値が高いと思うのになぁ。はぁ。

未だにショックから立ち直れません>_<

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トリビア：コリオリの力というのがあるので、静止した状態で水を流すと（例えばバケツに水を入れ、底に栓がしてあるのをそっと栓を抜く）、北半球と南半球では渦の向きが変わり、赤道上では渦ができずに水が流れる、といわれています。
これは本当らしいですが、実験する時に相当注意しないと、栓を抜く加減の力の方が遥かに大きくて普通は「教科書」通りにならないそうです。
ケニアあたりでは、観光客相手にこのパフォーマンスを見せる人がいると聞きますが、ウソではないにしろ一種のショーだと思った方がいいでしょう。

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本日の画像は、シェムリアップの「バーベキュー屋」の店先。好きなのを選んで焼いてくれます。
手長海老はキロ単位で売ってます。でもカンボジア語が喋れる人と行かないとうまく注文できません♪
なお、牡蠣などは生でも出してくれますが、当たる率は高いそうです☆
牡蠣で当たってみたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか♪