私欲張りだから

最高じゃないと満足できない　綺麗　可愛い　普通の賞賛だけじゃだめ
誰よりも妖艶で美しい　私は悪役令嬢　高飛車で性格が悪くて我儘なお姫様　

私はみんなの理想の悪役令嬢になるのよ
「お前はどうしてそうなんだ」

今日もお父様に叱られる　わたしはお父様が苦手だ　
だって　いつも怒ってるんだもん　わたし　そんなに悪い子かな？

「ごめんなさい♡」
「謝れば済むと思っているのか！」

お母様に助けを求めるけど　お母様は見て見ぬふり　
どうして？ わたし　こんなに頑張ってるのに！

「もう知らない　私を認めて♡」・・・
お気に入りの彼に会いに行こう　みんなは危ないというけれど　素敵なの！

だって彼は私の運命の人
「私と一緒に死んでくれる？♡」「もちろんだよ」

彼はいつも優しくしてくれるの　私は幸せ！ もう何も怖くないわ
どうして？ みんなは私を否定するの？ なんで？ 私が何をしたっていうの？ ねぇ誰か答えてよ！

もう嫌だよ・・・なんで誰も私を認めてくれないの？・・・
そう！ 私は悪役令嬢！ だから愛されないんだ・・・なら仕方ないの・・・

ここまで読んでいただきありがとうございました