- 名前
- 京介
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- 年齢
- 71歳
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- 自己紹介
- 30歳未満、未婚、ログ更新の無い方のメールお断ります。 犬猫が大好きで、勿論女性はそ...
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記憶-3/尿瓶?
2008年10月30日 12:11
また、さっきの看護婦さんが入って来た
手にトレーを持っている
「持って来てあげた」
胸の上で、テーブルをセットしている
「はい、スープ」
取ろうとして気が付いた
両手がギブスで固められている
「あのー」
「手が使えないでしょう?食べさせてあげます」
「ほら、口を開けて」
「今度はお魚とご飯」
プラスチックの皿が空っぽになった
「あのー、全然足りません」
俺の顔をジロジロと見ている
「うん、そうよね、この体なら」
「あと1時間でお昼だから、それまで我慢しなさい」
そう言うとテーブルを片付けて出て行った
俺は幾つ何だ?
子供では無いぞ、多分
それなのに、子供扱いで命令されている
中学でも高校でも無さそうだし、大学か?
それとも会社員?
彼女よりは若いな、きっと
色んな事を考えているとチャイムが鳴った
学校に似ているチャイム
10分程してまた小池さんが入って来た
またトレーを持っている
テーブルをセットすると食べさせてくれる
食べ終わった時にオシッコがしたくなった
ああ、どうしよう・・・自分で出来ない
「あのー、トイレ」
「オシッコ?」
「はい」
屈むとベッドの下から何か取り出した・・・うん、尿瓶?
上掛けを除けると手を前に
「一寸待って下さい」
「どうしました?」
「そのー」
「恥ずかしい?」
「はい」
「それじゃ自分でする?」
無茶を言う人だ
両手が使えないのを知っていて、そんな事を言う
「それともまた、管を入れる?」
「・・・いやだ!!」
「だったら、仕方がないわね」
前を開くと摘まれた
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