密通-21／死ぬまで恋人

「凄い勢いだったけれど、久し振りだから？」
「そうみたい」
「芳美とは？」
「火曜日に遣った」
「３日、溜っていたんだ」
「４日」
「えっ？でも」
「華代と４日ぶり」
「・・・・・？」
「芳美とは入れて出して、すぐ終わり」
「嘘でしょう？」
「本当。最初からそうしている」
「どうして？」
「抱き心地と嵌め具合」
「えー？」
「華代ほど良くないから」
「だったら、何故結婚したの？」
「恋人と結婚相手は全く違う」
「私は、恋人？」
「決まっているじゃ無いか」
「へー、恋人」
「８０になっても、９０になっても抱くからね」
「貴方は７０歳で・・・・・起つわ、貴方なら」
「死ぬまで絶対に私の恋人にする」
「へー、そう・・・・・嬉しい」


「お昼は食べたの？」
「食べて無い」
「お腹は空かないの？」
「減って来たから、注文しよう」
「えっ、ここで食べられるの？」
「届けてくれるよ」

立ち上がると、テーブルのところに行きます
「ほら、これ」
レストラン並みのメニューです
電話で注文すると、３０分程で届きました
さすがにシティーホテルの様に、部屋には入って来ません
良かった・・・だって恥ずかしい
食べ終わるのを待っていた様に、太腿に抱く彼
一寸でも肌を付けていたいらしい
こんなおばさんの、どこが良いの？
芳美の方が若くてピチピチしているのに
変わっている・・・でも、嬉しい