密通-12／見せ合い

「えっ、どう言う事？」
「見せ合う連中が集まる所が有るの」
「でも、上しか見えないでしょう？」
「遣り始めると、車の周りに集まって来る」
「ただの痴漢も居るでしょう？」
「カップル以外は入れない」
「えっ、ひょっとして有料なの？」
「勿論そうさ」
「そうか」
「同伴喫茶の車版ね？」

「正解。明日行こうか？」
「何か怖い」
「平気さ。それに中年のカップルが殆どで、若いのは居ない」
「若い人達には、そんな刺激なんて必要ないものね」
「そう。見るだけでも文句を言われない」
「何故？」
「見たい人より、見せたい人の方が遥かに多いんだ」
「へー、そうなんだ」
「行ってみる？」
「行きたい」



「本当だ。私より年上のカップルが多いわ」
「そうでしょう？」
「ほら、あの車の周りに集まっているね」
「見に行こう」
「何か、脚が震えて来た」

手を掴まれて、その車の傍まで来ました
窓を開けているんだ
近づく毎に声が聞こえて来る
思わず手で口を塞いだ
後ろの座席に男性が座り、上から女性が嵌めています
然も、大きく脚を広げてお尻を前に競り出してもいます
よく見えるようにしているんだ
ルームランプが普通より明かるい
目を瞑る女性の嬉しそうな顔
男性が二つの乳房を揉んでる

「気持ち良さそう」
と思わず声が出てしまう
「そうだね」
と耳元で囁く彼
胸を揉まれていたのに、気が付かなかった
お尻の上には、また硬くなったペニスが当っていた
「すぐ入れて欲しい」
「まだ。我慢して」
後ろに手を伸ばし握った