みどり-120

「あたし離婚したの、結婚もしたの」
「何でもっと早く言わないんだ
　知佳とは友達の筈だぞ、あいつが死んでも」
「分かっているわよ
　だからこの話したの、家族以外では彼方で二人目よ
　一人目は女の親友
　それでも文句言うわけ」
「いや、ご免、もう言わない。　おめでとう」
「有り難う。　それで会って欲しいの、新しい主人に」
「勿論会いたい、どんな奴か俺が確かめる」
「さっき言った女の親友も来るからね
　一番大事な友人二人と最初に会って貰いたいから」
「そんなのいいから、何時、何処?」


そんな理由で、週末四人で食事しています、今
予想通り透さんと彼、
直ぐに気が合ったみたい
お互い旧帝大の東北と京都、
共に頭が良い
雅恵さんと透さん、
隣りで結構話してるわ
二人とも話し上手
どちらかと言えばあたしも京介も聞き上手な方
話すのはもっぱら雅恵さんと透さん

来週ゴルフに四人で行く事、
前の二人がもう決めています
どう言う訳
こんな楽しそうな透さん久し振りに見る
耳元でヒソヒソと話してる
どう言う積り

　　　　　　　・・・つづく