- 名前
- やがみ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 異常なまでのキス好き 脚も好き どうもSらしいw 現在、デジで会った彼女を 着せ替え...
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30分で4人とキス
2008年03月09日 01:34
記憶に残る忘れられない人というのはいる
キッカケが思い出せない
過去の記憶を呼び起こしながら書いてると
そうだよ この人だ ああ そうかこういう出会いだったんだ
そう思い出すこともある ウラログで再生される過去
そして今日の話は とことん悪魔なわたしの話
その日は彼女の誕生日だった
「わたしが生まれた日 病院の外に桜が咲いてたんだって」
「なるほど」
「本当か知らないけど4時25分 窓の外に桜があって
夕日でとても綺麗だったんだって」
「嘘だな」
「えっ、なんで?」
「そういう状況なら 普通名前に桜って文字入れる思う」
「うん」
「君の名前 桜のかけらもないし」
「そっか そうなのかな.....」
その彼女の落胆した姿に 余計なこと言ったなと思ったわたしだった
窓の外を見ると向こうの公園に桜の木があった
さいわいにまだ散ってはない
しかし 落胆した彼女を慰めたくなった
「4時25分だっけ?」
「えっ、あ、うん」
「じゃ その時間 あそこの桜の下で待ってて」
「いいけど なに?」
「誕生日の特別なキスしてあげるよ」
「ほんと?」
彼女の機嫌は簡単に直った
休み時間 知り合いの女の子が話しかけてきた
「ねえ ねえ 夕方 C(彼女のこと)とキスするんでしょ?」
「聞いてたか?」
「聞いてた、でね ついでと言っちゃなんだけど お願いあって」
「なに?」
「キスしよっ」
私は立ち上がり彼女に言う
「取り合えず喫煙所行く」
そう言って 喫煙所にいきタバコを1本吸う
「何故?」
「えっ あ さっきの続き?」
わたしは無言でうなづく
*説明 わたしの場合
驚いた時とか普通に驚かない 変わりに
展開とはまったく関係ない行動を間に入れる癖があった*
「あのね 今 付き合おうかなって思ってる人いるのよ」
「なるほど それがキスしようにどうやって結びつく?」
「あ もっともな疑問だわ あのね結構きちんと付き合おう思ってるの」
「ふむ」
「それでさ 前 キスしようって約束したじゃない」
「覚えてないが したような記憶もあるな」
「覚えてないって ショック すごい楽しみだったのに」
「まあ 思い出したから許してくれ で 答えになってないんだが」
「単刀直入に言うね そういうの残したまま はじめたくないのよ」
彼女の言い分は理解は出来た
つまりは 新しい恋をはじめるにあたって
それ以前の約束事は全部クリアしておきたいということらしい
*今に思えば なんでこういうのばっか集まるのだろう
100人いれば2,3人は そういうのはいるだろう
大学となれば数千人はいるのだから 4、50人 こういうのが
いてもおかしくはない
しかし なんか そういうのが集まってる気がしたのは
わたしだけだろうか 普通は もっと 散らばってそうな気がする*
「言いたいことはよくわかった 思い出したついでに聞くが」
「なに?」
「Tと今度しようって約束もしてなかったかい?」
「したわよ だから今夜 約束はしてあるわ」
なんて軽快なフットワークだと思った
確かに この子の性質を言うならば 即決即動
「Mは?」
「M君とは何も約束してないから 何もないよ なにか?」
「いや やつが自分だけ何もないのを納得出来るかなと思って」
「ちょっかい出してきても無理よ」
彼女の顔には 揺るぎない意思みたいのが見えた気がした
「確かに 魅力的な誘いではあるけど 断る自信はあるわ
断れなかったら 自分やめるわ 誰でもやらせる女になるわよ」
「いや そこまで言い切らなくても」
「言い切るわ それが わたしのプライドだから」
いい女だなと初めて思ったが 手出しは出来ないなと思った
「で キスしてくれるの?」
「いいよ てか こっちから頼むわ キスさせてくれ いや ください」
「なんで お願い?」
「君のプライドに敬意を表して」
「あははは じゃ 4時10分に屋上で待ってるわ」
「なんで4時10分?」
「Cにしてあげるキスの練習にどうぞ」
そんな素敵なお言葉をもらい 時間は過ぎ 4時
わたしは 屋上へと向かった
屋上に向かう途中 急いでいたせいで人とぶつかった
「あ ごめん」
階段の踊り場から上がるとこでぶつかり
相手を受け止める形になったのだが
受け止め切れず 踊り場の壁に軽くぶつかり止まった
軽くなので痛くはなかった
相手も抱き包む形になったので大事にはならなかった
「あ、やがみさんだ!」
「誰?」
「はじめまして △□科の○○です(名前など忘れた)」
「あ そう 怪我なかった?」
「はい 元気です ちょっと感激」
「はい?」
「有名なやがみさんとぶつかれるなんて」
「有名なのか」
「はい 女たらし11傑のやがみさん 有名ですよ」
「女たらし11傑って....」
11傑ってことは11人 5人まではわかるが
しかし 他に6人もいるとは思いもしなかった
「あの 愛人倶楽部 募集してますか?」
「はい?」
「入りたいんですけど」
「愛人倶楽部って何?」
「えっ 知らないんですか この前募集してましたよ」
「誰が?」
「Mさん!」
「あんボケが」少しキレかけるわたし
「やがみさんとTさん あと小森さん 石井さん 桑野さん 原田さん」
2名ほど 誰だか知らない名前があったが
多分 11傑に入ってるやつだろう
後で Mに事情聞かなければと思ったわたしだった
「ほんとはTさんがよかったんですけど やがみさんに会えて嬉しいです」
ブチっとなんとなく切れたわたしだった
本当はTがよかっただと 別に張り合うわけではないが
改めてそう言われると 腹が立った
「えっ やが....」
当時 気分でというか たまには荒々しくされたいわと言った女がいた
その女用にMやTと研究を重ね開発したキスがあった
まあ 正確には 以前知り合ったキスフェチ男の見たこともないキスを
二人に話し それを参考に研究したキスなのだが
なんかむっとしたので いきなりキスをしたわたしがいた
息苦しくなるほど強く抱きしめ荒々しくキスをする
口を離したとき 女は息苦しさから口をあけ空気を求める
それを阻むようにキスをする
かなり呼吸困難な状況に彼女は抵抗する力も失せる
「はっはっ....」彼女は虫の息
そして彼女の頭の上で彼女の両手を封じた
キスしてる間に神速のごとくブラウスのボタンを外し
ブラもホックも外す
息も絶え絶えな彼女 腕の動きも封じられ 階段の踊り場で
胸までさらされることになった彼女
彼女のあごを持ち上げ再びキスをする
胸を優しくなで上げ 彼女の左右の脚の間に自分の足をこじ入れる
「んっ!」
その時 私は 時間がないのを思い出した
「いかん 急いでるんだった」
拘束してる手を緩める
彼女はそのまま 座り込んだ
イッタわけじゃないんだろうが かなり危険な状態にはなってたらしい
「△□科の○○さんだったね」
彼女はコクリと頷いた 何が起こったか理解できてないようだった
「Tに君のこと伝えておくよ 多分 君 Tの好きなタイプだ」
彼女はわたしの顔を見た 少しなみだ目ではあった
「ほんとですか....」
「うむ 間違いないよ 多分君が望めば優しくしてくれるよ」
少々彼女の顔に笑顔が戻ったようだった
内心 この子もあの輪に引かれてきたんだなと思いつつ
彼女にもう一度キスをして
「時間ないんで じゃ またね」
そういい残し後にした
後日 彼女はTの追っかけ兼お相手の一人となった
彼女にしたキス TとMも同じキスをマスターしている
同じ相手で研究して行き着いた技なのだから当然なんだが
彼女が後日 わたしに言った
「やがみさん この前の続きしませんか?」
よし 勝ったと邪なことを考えたわたしだった
予定より かなり遅れて私は屋上に到着した
「おそいよ Cとの約束に間に合わなくなっちゃうよ」
「すまない ちょっと 込み入ったことあってね」
「Cが大事だろうから 適当にすましてくれればいいよ」
「それは出来ない」
責任感からの言葉ではない
キス大好き キスが一番 そんなわたしが
適当なキスをするわけがない
息を整え彼女と向かいあう
とてもいい女に思えてきていた
今に思えば わたしの周りにはとてもいい女が多かったのかもしれない
いい女ばかりだったらから うん ついつい手が出ちゃったんだと
すいません いいわけです 単に 女癖悪いだけです
「もし だめになったら しよう」
「ばか」
そう言って彼女にキスをする
今度のはゆっくりと味わうようなキスをした
「そんときは お願いするわ」
「総力を持って」
「それは 怖いわ」
「大丈夫 優しくはする」
「そろそろ行かなきゃね」
「そうだな 」
そう言ってわたしは彼女に首先に軽く歯を立てた
「なに?」
「意味はないんだが いいキスすると なんか首に噛み付きたくなる」
「ドラキュラ?」
「あ 言われたな」
そう言ってわたしは Cの元へ走った
早足で歩くわたしの横に小走りでついてくる女がいた
「やっがみくーん」
「あ MZか 何か?」
「すごいねえ 三連荘ですか?」
「見てたのか?」
「うん しっかり見たよ」
「で 用件は?」
「Cに今見たことばらそうかな」
「いいよ」
「えっ いいの?」
「うむ その代わり君の望みは断たれるけどね」
「うーん 手ごわい」
「忙しいんだ 直球できてくれ」
「うん じゃ 今度 して」
「あんたもか」
「何 やっぱ結構いるんだ」
「来るものは拒まんが 最近疲れた」
「そうなんだ」
「だから MかTにふる」
「あたしは やがみ君がいい」
「理由は? それにあんた彼氏いたろ?」
「彼氏いるけど みんないまいちなのよね」
「みんな...か」
「うん 驚いた?」
「驚くと思うか?」
「思わない」
「あんたもこっち側の人なんだな」
「なにそれ?」
「夢から覚めたら後悔するってこと」
「意味わかんないよ」
「気がついたら身も心もボロボロだよ」
「よくわかんないけど 麻薬みたいな?」
「あ それ言いえてる 覚悟ある」
「うーん わかんないけど 後悔はしないんじゃないの」
「なんでさ」
「こんなんでも あたし 自分好きだしさ」
「ふむ」
「後悔ってことは自分を否定するってことじゃないかな」
「で、なんでMでもTでもなく わたし?」
「うーん あのさちょっとだけ立ち止まってもらえる」
「なんで?」
「いいからお願い」
わたしは立ち止まって彼女を見た
一瞬わたしは金縛りにあったような気がした
そこには先ほどまでの軽い感じの彼女はいなかった
「走りながらじゃ 落ち着かないわ」
姿と声は同じだった ただ 身にまとう雰囲気が違う
「あなたじゃなきゃ駄目な理由 見たいのよ」
「何が...と言ったら嘘か?」
「わかってくれたみたいね」
「いつから気づいた?」
「最初からよ」
「あんた とても嫌な女だな」
「ありがとう ほめてくれてるって思うわ」
彼女は両手を広げる
「抱きしめてあげようか?」
「今日は 遠慮しとく」
そう言いながら わたしは彼女を抱き寄せキスをした
やばい女だな そう思いながら キスを終えた
「これは 手付けだな」
「確かに受け取りました」
「じゃ急ぐので」
そう言って彼女に背を向けて走り出した
「やっがみくーん 4連荘だねえ」
元の能天気な彼女に戻っていた
いつか ああいうのが現れるとは思っていたが
まさか こんなとこでとは
そう思いながら 彼女の元へ走った
途中 懐中時計を取り出してみる
あと3分 なんとか間に合うか
そこで わたしは 重大なことに気づいた
『しまった 誕生日の特別なキスって考えてなかった』
あと3分で考え付くかそう思いながら走った
桜の木のせいか 予想はしていたが人が多い
ところどころで花見をしている人たちもいた
これしかないか そう思いつつ 時間1分前彼女の元へ到着した
「やがみくん」彼女が駆け寄ろうとした
「動くな」 わたしはそう言った
「まだ 1分ある」そう言ってゆっくりと彼女の元へ歩き始めた
周囲の花見の人たちが注目する
あたりまえのことだろう
多分 彼女のことだ 30分以上前からここにいたに違いない
花見の客の中 30分 ひとりたたずむ女
普通なら 待ちぼうけでもくらったと思われがちだが
来るのはわかってるわけだ 思い出し笑いなぞしながら待ってたに違いない
そこへ 息を切らし走ってきた男
待ち人来たり 周囲は 当然 期待する
わたしの1分ある発言と ゆっくり近づく姿に期待は確信に変わったろう
彼女の前に立ち 時計を見る
「あと15秒」
彼女に時計を見せる
「10、9、8」彼女が秒を読む
「3、2、1、0」
「誕生日おめでとう」
周りに聞こえるように声にする
周りの視線が集まるのを感じる
そのなか わたしは彼女をゆっくりと引き寄せる
髪を撫で ゆっくりと唇を合わせる
内心 30分で4人 いいのだろうか?
そう思いつつ 一人目 しばらく手は出せないか惜しいな
二人目 ちょっと可愛そうだったかな まあ 後はTに
三人目 彼女は どこまで見抜いているのだろう?
四人目 そう思い彼女の顔を見た
泣いてる..... これが嬉しくて泣くってやつなのか
そんな男じゃないよ そんな優しくはないよ
君って子は 優柔不断で強気に弱くて
無理やり迫られたら断われなくて
後で必要以上に悔いるし
真面目な女からはふしだらって言われて
乱れた女からは いい子ぶってって言われて
この先 わたしはこの子を少しづつ追い込んで
壊していくんだろうな
それがわかっててやめられない いや やめないか
いつか わたしは地獄行きだな
後悔しながら生きてくのだろうな それもわたしか
そんなことを思いながら 今は彼女を見よう
今 こんな最悪な男のキスに嬉し涙を流す
こんな愚かな子を大事にしておこう
そう思いながら もう一度彼女にキスをした
追記 6000文字超えたらしく結構削った 不本意だw
このウラログへのコメント
好きな人になら、どこまでも壊してほしい、追い詰めてほしい。。。地獄の底までも
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