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ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ (単行本)
2008年01月13日 09:50
気色の悪い?タイトルではありますが、この本を読みますとアルカイダが分かる?だけではなく、21世紀の組織論の片鱗に触れることが出来ます。翻訳本ですが、ありがちな「訳の分からない」文章ではないので比較的読みやすいと思います。
2007
日経BP社
オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム, 糸井 恵
レビュー 一見気持ちの悪い?タイトルですが、要は組織論のお話です。クモ:中心が決まっていてそこから周囲に「手足」が伸びていく組織、ヒトデ:体のどこを切ってもそれが自ら「固体」となって動き出す、自律的な組織、と言う例えとして使われています。
“ヒトデ”と“クモ”の戦いに、最強の組織をつくるためのヒントが隠されている!
よくベンチャー創業者は言います。うちは風通しがよく、現場に責任を与え、フラットな組織であるのが競争力の源泉です、と。しかし、本当にどこまでそれを実行できているのでしょうか。
この本は「本当に責任者のいない組織」が、どれだけ創造的で、従来の秩序を破壊し、経済的なインパクトを与えるのか、を検証する組織論です。
つまり、従来の組織のように、上に立つ者の命令が下に伝わるトップダウンの構造があるものを“クモ型組織”、責任者のいない、権限が分散された組織を“ヒトデ型組織”と呼んでいます。ヒトデは、真っ二つに切られても死なないどころか、二つに再生して生き延びる生命力があるのです。
多くの“ヒトデ”が社会の表舞台に出てくるようになったのは、インターネットが登場したおかげです。オンライン通販の世界を変えたeBayや、電話業界を変えたSkypeのように、権限を分散して成長を遂げたネット企業が本書に登場します。さらに、従来型の企業が“ヒトデ”の要素を取り入れて成功した、トヨタ工場の事例は、日本企業が目指すべき組織の形を示していると言えるでしょう。
これからの組織のあり方、これからのリーダーのあり方、これからの個人のあり方を考えるうえで、必ずや“ヒトデ”が示唆を与えてくれるはずです。
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