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ローソンが地方に低価格商品
2008年01月02日 05:39
(毎日新聞 - 01月01日 01:12)
ローソンは年明け以降、容量を減らすなどして価格を抑えたパンや弁当などの低価格商品を、地方向けに積極的に投入する方針を明らかにした。地方では景気が依然厳しいため、食品などの値上げの影響を最小限に抑える狙い。
新浪剛史社長は「地方は高齢化が進んでおり、凝った商品よりも、あんパンなどを小分けにして安く提供した方が好まれる」と説明している。大手メーカーにも協力を求めて、自主開発商品だけでなくメーカー品でも低価格品を投入する方針だ。
併せて、コンビニ各社は新商品を積極的に扱うことで、売り場の目新しさを演出してきたが、ローソンは1週間ごとに約110種類を投入している新商品を、09年2月までに週約90種類に絞り込む。少ない商品を大量生産することで、生産コストを削減して店頭価格を抑える狙いだ。【宮島寛】
もともとコンビニ大手といわれるセブン・ローソン・ファミマ・CK&サンクスの各社の中で、ローソンだけは既に全国展開を果たし、
元々地方出展に強みを持っていました。
他方セブンは配送センターを核としたドミナント出店(狭い地域に集中的に出店することで、その地域の商圏を圧倒的に占拠してしまう出店
手法)に強みがあり、結果的には都市部以外の出店が殆ど見られないという結果になっています(実際出店していない県がまだある)。
ローソンがこの度「無理のない低価格戦略」に出たということは、
あまり知られていませんが地方でも「年金生活にのみ頼る独居世代」が高齢者層に確実に広がっていることの反映でもありましょうし、
元々地方は最低賃金自体が都市部よりも低くなっていることなど、
都市部で設定した「商品価格」自体が地方では「高い」という感覚で
一部見られていることへの反映ともいえると思われます。
ともあれ、昨年よりローソンが様々仕掛けてきた店舗戦略
(フレッシュローソンなど)の一環といえるでしょう。今後の動向に注目です。
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