- 名前
- ヴォーゲル
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- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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太鼓橋
2007年06月20日 11:13
たまには毎日セカセカ、コセコセ時間を気にしながら通り過ぎるところを別の角度から眺めてみるのもいいものだ。
それはもう一ヶ月ほど前、町の公民館の人たちと一緒に、雇った遊覧船で自分たちが住んでいる町の運河を冷たいものを手に遊覧して18世紀のオランダで蒸気機関を使って繊維産業に貢献した工場跡の、今は文化センターになっているところで一夕30人ほどで食事をして楽しく過ごした時のことだった。 そういえば去年はこのメンバーでオランダでは一番古いこの町の天文台を見学して食事会をしたのだった。
集合場所の公民館前に集まってから簡単な遊覧船二隻に分乗してみな日頃暮らす町を運河沿いに眺めながら会場まで行くだけのことなのだから何も新味はないしそれぞれゆっくりと運河の中から別のアングルで眺めるだけのことだけれどそこは地元のこと、そのうち運河沿いを知り合いが歩いていたり自転車で走っていたりして声を掛け合っておしゃべりをすることにもなりそれは他の町で観光するのとは少々違った趣になる。
そのうちビールやワインの力も加わって賑やかに知人のゴシップから向こうに見える家の値段まで日頃とは違った取り止めのない話にまで及ぶのだ。
それで太鼓橋に来てその下をくぐるときに、私がここを自転車で通るときには仕事場での約束まで大抵あと2分ぐらいで遅れないように必死でペダルを漕いでいると言えば他の人間も何人かはここを通り道にしているらしく、ま、遅れても別にどおということもないから自転車を降りてゆっくり手押しでいくとか、はたまた50mほど向こうに行けば平らな橋があるのでそこを行けばいいものを、とかさまざまに茶々を入れる。
それにしてもいろいろこの橋の事をいってるけど考えてみればそれぞれ時間帯も違うし橋の袂でお互いだれも顔を合わせた事がないなあと不思議がり、日常そういえばこの連中と町のあちこちで会うことがあまりないのは何故なのだろうかとも顔を見合す一場面もあったのだがすぐ後にはもうこの夕べの食事が何なのかに話がうつっていた。。
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