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河井継之助さんの言葉

2015年07月02日 23:51

幕末の風雲児といわれる「河井継之助」さんの話。

継之助は江戸に遊学をし、古賀謹一郎の久敬舎に入る。
その久敬舎に在塾中、継之助の股に大きな腫物ができた。
腫物はどうも根を持っていたらしく、その後、たびたび継之助を悩ますことになる。
腫物ができても、平素と変わりなく生活をしていた。
机を並べていた鈴木虎太郎が同情すると、この試練はまたとない、良い機会だというのである。
平素から艱難辛苦(かんなんしんく)を進んで体験しなければ、男子の志というものが成し遂げられないものだという。
むしろ、こういう機会が訪れるのは珍しいから、自分の志の強弱を試すのによいという。

河井継之助の言葉」
稲川明雄著
新潟日報事業者より


出来事が起きた時、この継之助さんのとらえ方は凄いですね。
学問で得た力をこの機会で試しているのだ」と言ったそうです。
また、
学問は志だが、その志を実現する絶妙の機会が、こういった病のときだ」とも語ったのです。
人のため、国家のために、自分が修めた学問を生かす事こそが大切だということです。
最後に、河井継之助さんの言葉を紹介して終わります。
「人の世に処すると云ふものは、苦しい事も嬉しい事も色々あるものだ。其の苦しい事と云ふものに堪へなければ、忠孝だの、節義だの、国家の経綸だのと云ふた処が、到底成し遂げられるものでない。
此、苦しい事に堪へると云ふことは、平生から錬磨をして置かなければ、其場合に限って出来るものでない」

このデジログへのコメント

  • SYUZO- 2015年07月03日 06:55

    あまんじて試練として受け入れるんですね
    (  ̄▽ ̄)

    なかなか出来ることではないよね
    ( ̄▽ ̄;)

  • kouji 2015年07月03日 07:26

    社会や実生活に役に立ってこその学問であって、学問のための学問であっては意味がありませんね。

  • 管理貞操帯 2015年07月04日 05:52

    河井継之助は、幕末で最も尊敬出来る方です。
    ただ、生まれてくる時代が、少し早すぎた感じがします。

  • なな♪ 2015年07月08日 00:00

    SYUZO-さん:私もまだその域にはほど遠いみたいです

  • なな♪ 2015年07月08日 00:03

    koujiさん:そうですね。どこかで役立てたいな

  • なな♪ 2015年07月08日 00:10

    管理貞操帯さん:いつくらいに生まれてきてほしかったですか?

  • 管理貞操帯 2015年07月08日 06:59

    あと20年か、昭和10年代ですね。

  • なな♪ 2015年07月13日 23:51

    管理貞操帯さん:なるほど。そのあたりだと私まだ生まれてないな

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