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ある実験の話
2015年06月01日 23:19
ある実験の話です。
この実験と結果は、驚くべきものでした。
小さな犯罪を犯して逮捕され、刑務所に入れられた人たちに対して行われた、ある心理学の実験があります。
当局がそうした人たちに対して実験を行うことを、心理学者たちに許可したわけですね。
彼らは受刑者たちを二つのグループに分けました。
一つのグループには、砂をある場所から別の場所へ運ぶように命じ、全ての砂を運び終わったら、彼らはその同じ砂を、元の場所へ再び戻すように言われるのです。
そして、このことを何度も繰り返すよう彼らは命じられました。
もう一方のグループの人たちは、土を運んで道路を作るように命じられました。
彼らは石や土を運び、道路を舗装したのです。
両グループは、同じ時間に同じだけの仕事をするように命じられました。
第一のグループは、とても抑鬱(よくうつ)的で病んだ状態になり、第二のグループは、とても幸福でエネルギッシュな状態になった。
彼らは同量の仕事を行っていて、ただ土と砂と石を、一つの場所から別の場所に運んでいたという点については、同じであったにもかかわらずです。
なぜこんなことが起こったのでしょう?
そこに本当の満足があったから―――つまり第二のグループは、意味があって有益なことを行っていたからです。
彼らは、自分たちが人々のためになることをやっていると感じていた。
彼らは道路を作っていました。
そのことが、彼らにとってはとても嬉しく感じられていて、疲れの程度は第一のグループと同じであっても、精神的には、彼らは疲れを感じることがありませんでした。
抑鬱的になることがなかったのです。
「ゆるす」
ウ・ジョーティカ著
魚川祐司訳
新潮社より
同じ仕事をしていても、積極的にバリバリやる人と、消極的にいやいややる人の違いは、この違いだったのかもしれません。
今していることは、未来の何に繋がっているのか?
それを想像し、イメージすることが大切ですし、上司は部下にそのイメージを魅せる必要がありますね♪
このデジログへのコメント
克己さん:素敵です♪やりがいに繋がるんでしょうね(^^)
これはわかりやすい
始めのグループ、これ
さいの河原状態ですよね
これは病んじゃいますよ( ̄▽ ̄;)
うーん。
判るが、こんな実験よくやらせたね~
この実験で判った事は
デジでログを書く行為についてもあてはまる、と皆に言って広めたい
と僕は思ってる
SYUZO-さん:確かに。目的もなくやらされるとなると尚更ですよね
ゆうき2さん:確かに。危険ではありますもんね
RyuTaさん:なるほど。確かにそうかもしれない(*^^*)
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