デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

ネットの素敵な話、3つ

2014年03月15日 22:44

[いてくれるだけでいいから]
それは弟の誕生日。私はゲームソフトなど高価な物は買うことができないので、いつも私の言う事を聞いてくれる弟のために『何でも言う事聞いてあげる券』をプレゼントすることにした。
いつも弟には雑用などををやらせてしまっているので、私も雑用をやらされるかもしれないと一瞬思ったけれど、年に一度だけの特別な日なのでやっぱり渡すことにした。
部活を終え、学校から帰ってきた私は、そろばん塾から帰宅した弟に『何でも言う事聞いてあげる券』を渡した。すると、思いがけない言葉が帰ってきた。
「これはいらない。いてくれるだけでいいから」
これを聞いた瞬間私はびっくりした。
まさか弟からこんな言葉をもらうとは、と私は弟に「何でも聞くよ?それでもいらないの?」と半信半疑で聞いてみたが、「いらない」といって券を丸めゴミ箱へ捨て、だきついてきた。
弟とはケンカをするけれど、弟がいると毎日が楽しいし、とてもかけがえのない存在なんだと気付いた。
あの言葉をもらった時は自分は愛されている気持ちになり、必要とされているんだなぁと思った。やっぱり兄弟っていいなと改めて感じた。
そしてこれからも、兄弟、家族、友達を大切にしていこうと思った。


[トイレ掃除]
安江さんは、独立開業資金をためるため、いくつも掛け持ちで仕事をしていたことがある。
そのうちの一つ、クラブアルバイトをしていたときの話。
最初に命じられたのがトイレの掃除。
これがきちんとできるようになると、ボーイをさせてもらえる。
ある日、睡眠不足や疲れもあり、トイレの中で「なんでこんな仕事をやらなきゃいけないんだ」と言い、ブラシを床にたたきつけてしまった。
それをたまたま先輩に見つかり、首根っこをつかまれて正座させられた。
しかられると思いびくびくしていると、こんな話を始めたと言う。
「今、こんな仕事って言っただろう。世の中には、そのトイレ掃除を誇りややりがいを持ってやっている人がたくさんいるんだぞ。その人たちに失礼だろう。その仕事があるということは、誰かから必要とされているということなんだ」そう言われてハッとした。
さらに「どんな仕事の先にもお客さまがいることを忘れるな。直接お客さまから声をかけられなくても、お客さまの喜ぶ顔を思い浮かべながら仕事をするもんだよ」
安江さんは気が付くと泣き出していた。
以来、トイレの天井や便器の裏側など、人の目に触れない場所までもきれいにするようになったという。
また、ほかの仕事に就いたときにも、お客さまの要望を先回りして読み取ろうと努めるようになった。
それがひいては独立にも役立った。
「どんな仕事でも、やらされるのではなく、どう取り組むかが肝心。それを教えてくれた先輩に今感謝しています」と安江さんは言う。


[昨年末の話]
昨年の、暮れも押し迫ったある日のこと、パーティに参加しました。
会場は、名古屋にあるパレロワイヤル・シャンテという結婚式場です。
ただの貸会議室ホールとは違い、「お・も・て・な・し」が行き届いているので、仲間内ではよく勉強会イベントで利用させていただいています。
(もちろん、披露宴が入っていないご迷惑にならない日に)
会が終わり、「よいお年を」と名残惜しげに、あちこちで挨拶が交わされる中、エレベーターで1階へ降りました。
扉が開いてびっくり!
ロビーのテーブルの上に、ロウソクがズラリと並び、そこに、白くて長~い帽子を被ったコックさんが立っておられたのです。
その出で立ちからして、たぶん料理長さんでしょう。
おいしい料理の後で、玄関で料理長さんに見送っていただいたのは初めてでした。
ここでも、「ありがとうございました。よいお年を」と言って、玄関のドアの前まで行くと、スタッフの女性に声を掛けられました。
「どうぞ」「え!?」差し出されたのは、使い捨ての携帯カイロでした。
それも、封が切ってあり、触れるとポカポカになっていました。
その日の気象予報では、日本列島に寒波がやってくると言っていました。
「ありがとう」と言い、受け取ったカイロをギュッと握りしめると、なんだか心まで温かくなってきました。
さて、一歩外に出ようとしたら、雨が降り出していました。
小ぬか雨です。目の前でタクシーに乗ると、家とは反対方向になってしまうので、少し歩いて、反対側からタクシーを捕まえようかと思いました。
(よし!走ろう) そう思った瞬間でした。
「傘をお持ちください」「え!?」シャンテの社長さんが、ビニール傘を差し出してくれていました。
「お返しいただくのは、いつでもかまいません」
私は思いました。「お・も・て・な・し」って、最後の最後の別れ際まで、相手のことを考えることなんだなと。
20メートルくらい歩いて振り返ると、社長さんとスタッフさんがこちらを向いてお辞儀をされました。
私も、ペコリ。そして、声は届かないけれど、「良いお年を」と口にしていました。

このデジログへのコメント

  • SYUZO- 2014年03月16日 03:13

    掃除専門の仕事もあるけど
    全ての仕事に必ずある作業が掃除!
    掃除のできない人に仕事は任せられないです

  • なな♪ 2014年03月16日 23:44

    SYUZO-さん:私はそこが怪しいかも

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する
<2014年03月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31