- 名前
- なな♪
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- ※すみません。チャットはほぼ返信出来ません※ ログを書いているわりに返信が物凄く、遅...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
悲しいけど印象的な話:いつか終わりがくる。でも…
2012年10月12日 00:36
ネットにあったお話
いとこ(27歳男)が、大腸癌で死んだ。
その彼女は従兄弟が癌と分かってから仕事もあったのに毎日病室に訪れ付き添った。
結婚の約束もしていたんじゃないかな。
食べ物を[お口アーン]とか、やり合ってじゃれてたり、癌が侵食して痛む従兄弟の腰や背中を彼女がさすってあげたり。
その頃10代のガキだったせいもあるけど、従兄弟が死ぬなんて全く想像つかなかった。
[きっとこの2人はあと数年もしたら結婚して幸せな家庭築くんだろーな]
なんて、見舞いにいくたび幸せな想像しかできなかった。
普通に羨ましかった。
しかし、従兄弟の病状はどんどん進んでいった。
みるみるやせて、目ばかりぎょろぎょろになって、身内の私でも正視できなかった。
早く終わってほしかった。
人の命のもろさが怖かった。
でも彼女はずっと傍にいた。
従兄弟のやせ細った手を握って抗癌剤の影響でぼろぼろに禿げた頭に被る毛糸の帽子を作ったり。
私は怖くて怖くて病室にも入るのも嫌で病室に入っても、彼女の後姿ばかり見ていた気がする。
従兄弟は癌がよくなったらどこかへいこうとか、あれ食べに行こうとか今度の携帯の最新機種を買いたいとか、来ない日のことばかり喋った。
彼女は笑顔で[絶対いこーね][私あれ食べたい]とか、言ってた。
気休めだろって思ったけど彼女の目は本気だった。
今思い返せば、彼女は他にどうすることもできなかったんだと思った。
彼女も怖かったのに、好きな人を失うことがきっと自分が死ぬ以上に恐ろしかったと思う。
年末に癌が全身にまわり、肺に転移。
従兄弟は最初の意識不明に陥った。
医師は[癌を抑える薬がある。しかし、一時的に抑える効果しかない。苦しみがのびるだけ。私の子供が患者だったらこのまま死なせる]ときっぱり。
両親は[せめて27歳の誕生日を迎えさせたい]と延命を望んだ。
横で彼女は黙って震えていた。
薬は効いて従兄弟は劇的に回復した。
彼女と温泉にいったり近場に旅行いったり、新薬は2人に時間をくれた。
[癌が治った]とはしゃいでいたけど、一時的だというのは本人が何よりも知っていたと思う。
最後の時をすごす2人に両親も親戚も何もいわず見守った。
春、従兄弟が3度目の意識不明に陥った。
あまりの痛みに子供のように泣き叫ぶ従兄弟を、彼女と従兄弟の母親が押さえつけ抱きしめた。
[ここにいるよ。ひとりじゃないよ]
彼女は死の激痛にあえぐ従兄弟の顔にキスして、手足をさすった。
医師が死亡宣告し遺体が自宅に搬送されるまで、彼女は従兄弟を抱いた。
何かにとりつかれたように嗚咽する彼女をみて[人を愛する]ってこういうことかと思った。
彼女は親戚の手前、通夜、葬式にも出られなかった。
毎年、従兄弟の墓参りには来ていた。
従兄弟が死んで数ヶ月後、勤めていた会社をやめたことを聞いた。
数年たって墓参りにもこなくなった。
最近彼女が結婚し、1児の母になったことを聞いた。
寂しく思った反面ほっとした。
幸せになってほしいと思う。
人は必ず亡くなる時がきます。自分にもその時がきます。大切な人も家族も、仲間も。
その[死]というものから目を背けてはいけないと教わりました。
自分にとって、都合の良いモノは受け入れるけど、都合の悪いモノは受け入れない。それではいけないと…。いつか訪れる日まで、一生懸命生きたいし、この世界を楽しみたいと思います。
こうして読んでくれる時間も、命の一部分だと思うと感謝です少しでも無駄にならないように、これからも頑張ります
でも、無駄なことと思ってたことも実は無駄じゃなかったってこともあるし判らないね
[命だっていつか終わりがくる。でも私達が出会って、一緒に過ごした時間が消えてなくなるわけじゃない]
byきむらゆういち(童話作家[あらしのよるに]←DVDも前出たけど好きだな)
このデジログへのコメント
初めまして
仏教哲学では成住壊(え)空といって、生まれ成長、老化、死は宇宙のリズムとされていますね。
koujiさん:コメント有難うございます難しいことご存知なんですね。勉強されてたのかな?
私は物事を深く考える癖があって、人間という動物を突き詰めたら仏教の生命哲学に共鳴しちゃったんですよ。
koujiさん:そうだったんだそこまで深くなると更に深く掘り下げようと頑張ったらどうなるんだろう?
コメントを書く