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不安材料がまた一つ・・・・・・・
2009年03月28日 08:39
阪神ショック!岩田、最悪前半戦絶望
サンケイスポーツ - 2009/3/28 7:52
虎、緊急事態-。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した阪神・岩田稔投手(25)が27日、「左肩肩峰下滑液胞炎(けんほうかかつえきほうえん)」で離脱した。期待の10勝左腕が開幕はおろか、最悪前半戦絶望の大ピンチ。開幕直前で災難続きの真弓阪神、一体どーなる!?
ショックだ。チームに合流した、と思ったら消えた。開幕はもちろん、前半戦すら危うい。岩田に“衝撃の事実”が発覚し、真弓阪神にまた、悲報が舞い込んだ。
「きのう(26日)帰ってきて、左肩に違和感があるということだったんで。きょう、MRI(核磁気共鳴画像装置)検査を受けてきました」
午後2時、甲子園室内での指名練習前に常川チーフトレーナーが、厳しい表情で説明した。大阪市内の病院での結果は「左肩肩峰下滑液胞炎」。全治は未定。28日から鳴尾浜で調整を行い、しばらくはノースローで様子を見る、というのだ。
17日(日本時間18日)に行われたWBCの第2ラウンド。八回、押し出し四球を与えた韓国戦の登板後に違和感を感じたという。南球団社長はプロ野球機構側に事情の説明を求めるつもりはなく、致し方ない故障との判断だが…。チームにとっては、痛すぎるアクシデントだ。
甲子園の新室内でチームメートに岩田は「タイガースに帰って非情にうれしく思っています。調整不足で、すぐ合流とはいかないと思いますが」とあいさつした後に「中でいろいろすることがあるんで…」。足早にクラブハウスへ戻った。本来は先発ながら、WBCでは中継ぎ役に回った。自主トレ時からの急ピッチ調整に慣れぬ仕事の負担に左肩が悲鳴をあげた。
Gキラーと呼ばれ、昨季10勝をあげた左腕がいない。開幕直前にこれほどの誤算はない。真弓監督も「しょうがない」とうなるしかなかった。
「本人と話をしたが、『すみません』と。一生懸命やってのことだからね。投手の肩だけに慎重にいかないといけない。ただ、そんなに長くかかりそうはないと。前半戦までに? そんなにかからんよ」
前向きにとらえるしかない。早ければ5月下旬にも…という期待はあるが、肩だけにやはり怖い。前半戦を棒に振る可能性も、決して否めない。
悪夢としか言いようがない。正妻矢野も開幕絶望、メドが見えてこない下柳。さらに金本、新井の4、5番も故障あけで準備不足。おまけに新外国人メンチは、大不振から抜け出せない。4月3日、ヤクルトとの開幕戦(京セラD)を直前にして、次々と沸いてくるチームの不安材料。これほどの難題を抱えてスタートを切る新監督も珍しい。「いない間は右、左に限らず、みんなにがんばってもらわないと」。真弓監督はチーム一丸を強調したが…。呪われているとしか言いようがない。
[ 2009/3/28 7:52 更新 ]
サンケイスポーツ
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