久保入団

阪神・久保が移籍会見、目標は「１１勝」
サンケイスポーツ - 2009/3/6 8:03

　ロッテから交換トレードで獲得した久保康友投手（２８）の入団発表が５日、西宮市内の球団事務所で行われた。関西育ちで阪神ファンだったという“ 球歴”を持つ右腕は「先発ローテに入って１１勝」を目標に設定。早ければ３月１０日の日本ハム戦（スカイマークスタジアム）でタテジマデビューを果たす。

　テレビカメラ７台、報道陣約４０人。ロッテ時代に味わったことのない注目を肌で感じた久保が、タテジマに袖を通した。が、そこは根っからの関西育ち。笑顔でトラの一員を宣言だ。

　「（トレードを）言われた瞬間は正直ビックリしましたが、すぐに切り替えられました。身近な球団でしたし」

　当然のように阪神ファンだった。子供の頃に見たバックスクリーン３連発は衝撃映像として脳裏に残っている。「やっぱり岡田さん、掛布さん、バースですよね」。

　流暢に受け答えする新戦力が戸惑ったのは、数字の目標を問われた時だった。隣の沼沢球団本部長に“公開相談”－。

　久保　「どれぐらいと言ったらいいですか？」

　沼沢　「２けたは期待してるよ」

　久保　「では、１０勝は経験しているので１１勝でお願いします」

　先発ローテ入りは最低条件。力強く新人王に輝いた２００５年に記録した１０勝超えを約束した。

　松坂（レッドソックス）世代の２８歳。藤川、久保田とは同い年だ。松下電器時代のチームメートで、プロ同期の岡崎もいる。「僕の持ち味を引き出してくれるのでは」。顔見知りが多い環境は大歓迎だ。

　「１日２日動けばすぐに、いつからでも投げられるようになります」

　山口投手コーチも「８日ぐらいに合流して、１０日ぐらいに」と話しており、１０日の日本ハム相手に、新３４番の虎デビューの舞台が用意されそうだ。
[ 2009/3/6 8:03 更新 ]
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