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「夏の終わりに」

2024年10月23日 06:13

「夏の終わりに」

夏の終わり
忙しかった彼と私に
同じ時に休みが取れることになった

「どこか行きたいところはある?」
彼の問いかけに私はこう答えた
「島に行きたいの」
瀬戸内の小さな島。昔少しだけ暮らしたところ」

2泊3日の旅行
彼と岡山駅で待ち合わせて笠岡駅へと向かう
そこからはフェリーで目的の島
白石島へ

フェリーデッキから感じる潮風は
懐かしい香りを私に届けてくれる

45分の船旅で島についた

港から直ぐの小さな民宿に荷物を置いて
二人で島の散策に出かけた

人口600人程に小さな島
お盆休みは関西方面からの
家族連れの観光客
静かで綺麗な海水浴場目当てに訪れ
一時ではあるが賑わいを感じさせるが
この時期はもう静けさを取り戻していた


父と別れた母がこの島の実家に戻り
小学2年から4年までの私も
3年間だけこの島で暮らしたのだった


だけど祖父母達親戚も
この島にはもういない


久し振りにこの島に来たくなったのは
なぜだろう?

時々
この島の匂い
瀬戸内の独特の塩の匂いの記憶
それが私の鼻腔を
その匂いが記憶される私の脳を
刺激していた

都会の雑踏に佇んでいる時
仕事帰りの電車のドア付近から
外の景色を見ていた時
なぜかその懐かしい匂いが
思い出せれて
ふと再び訪れたいという気持ちを
私は感じていた


彼と手を繋いで
小さな街の細い路地を歩く

目的の場所は
子供の時に遊んだ
人気の少ない小さな砂浜

不思議と今でもそこに至る道は
私の記憶の中にあって
彼を導きながらその砂浜に着いた


彼を誘って松並木の木陰に
二人並んで腰を降ろす

「不思議な場所だね」
「静かでそれでいて落ち着く感じ」

砂浜の寄せて来る静かな波
船から感じていた時より強く感じられる
瀬戸の浜辺の匂い

「そうでしょ?」
「不思議ね。ここに来るのは
子供の時以来だけど、なんだか
落ち着くのよね」

「波の音と潮風、
それに瀬戸の匂いのせいかしら?」

私は彼の肩に顔をもたげる
それは彼に「抱いて」という
私からのサインだった

「ここで抱いていいの?」
こくりと頷く私
「俺もここで君を抱きたいと
そう思っていたんだ」

そう言いながら私にキスしながら
身体を弄り始める

「ずるいよ・・」
「そう思ったんなら、男から言ってよ・・・」

私は弱々しく答えながら
彼のなすがままに
砂の上に静かに倒され
彼はブラウスボタン
ブラのホックを外し
私の胸をあらわにして
むしゃぶり付いてくる

目をつぶって
彼が私の胸をしゃぶる音と
乳首を舐めなれるのを感じる

「ううんっ」
スカートはたくし上げられ
彼の手でパンティの上から
私の秘所も弄られ始める

もうグショグショに
あそこが濡れ始めているのが分かる

そして奥の方じんじんと熱く
そして強く求め始めている

「ねぇ舐めて
我慢出来なくなってきたの・・」

彼は私の望み通り
パンティの脱がせ
スカートをめくり上げ
広げた足の間に顔を埋め
私の秘所を舐め始める


悦楽の沼に沈み
薄れゆく私の意識の中で
私は潮騒の音を聴いていた

私は股間に埋まっている彼の頭を軽く押さえ
愉楽の時を味わう


あぁ・・
気持ちいい・・・

だけど
もっと欲しい

もっと
あなたを感じたい
もっともっと
貴方が欲しい・・・


「ねぇ、挿れて・・」

私の希望通り
彼は身体を起こし
砂浜に背中を着いたままの私の
両足を軽く抱えながら
硬く直立したあなたのものを
私の女の場所にあてがいながら
ゆっくりと入ってきた


「あぁんっ」


奥まで
子を宿すその場所に入口まで
あなたのものが充ちたあとで
私を包み込むように抱きしめながら
唇の中に舌を絡ませてくる


波の音に合わせ
彼の動きに合わせ
私もゆっくりと彼を迎え入れる


徐々に高まり
充ちて来るのが分かる

彼の動きも激しくなってくる


「ねぇ、なかに出していい?」
「うん、出して。いっぱい出して」

私は懇願した

そして彼と私は果てた・・・



静まりゆく私と彼の鼓動

そして再び聞こえ始める潮騒の音

私は再び彼の身体を
私の腕と足でぎゅっと挟んだ

そうずっとこのままでいたかったんだ
この夏の終わりの思い出を
一生離さないように・・・

(Fin)

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