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「お屠蘇の続き」

2024年10月09日 06:22

「お屠蘇の続き」

えっ?
どんな風にソファで抱かれたか
涼子、あんたその話を聞きたいの?


うふふ
正月のカフェで惚気話を聞かせるんなら
最後までしっかり聞かせなさいと
このままやと正月から煮え切らんやないかと


それもそうかな

下着トレーナーズボンのスウェットを着た私に
同じような格好のあいつ

私が下唇をなぞって
あいつのスイッチを入れた合図に
あいつは私に抱きついてきて

「俺の本当のお節はお前やねん」
「俺は正月はいつもそれを楽しみに
お前のところに来とるねん。いやか?」


私は首を横に振って
あいつに抱きつき返した

そして耳元で囁いた

ううん
嫌やないよ。
いっぱい抱いて
そしていっぱい私を味わって


えっ
あんた笑っとるの?
これからええとこやのに

あんたに似合わないべたな台詞
男に抱かれる時は言うんやね


うふふ
そりゃそうやね
男と女な恋をしとる時は詩人やからな

あいつ私との関係は
もう恋とは違うかもしれんけど
普段は離れていて
正月とお盆くらいしか会わんから
逢う時は
ちょっと恋人みたいな濃密な時間を
過ごせるんは
私とあいつには丁度良い距離感かも
しれんね


そうそう話の続きね
何処まで話したっけ?

そうそう
私があいつの耳元で囁いた所やね


その後は
長くて蕩けるようなキス
朝陽を浴びているソファの上で
なんだか今思い出しても
あそこ
じゅんってなるような
幸せなキスやったなぁ


キスをしながら
あいつは私の身体を愛撫していく

最初は服の上から

次はトレーナーズボンの中に手を入れて
下着の上から

私の乳房お尻
時にはあそこを優しく触ってくれたんよ


もうそこまでくれば
早く脱がして~
って感じやんな


少し焦らしながら
時々卑猥な言葉や

普段言わない
私を称える言葉を掛けながら
あいつは私の下着姿にしてくれた


どんな言葉を掛けてくれたんかって?

うふふ
そうやなぁ

えっちな声を出して元旦からお前はエロいなぁ」
「なんでお前のおっぱいお尻はこんなに熟れ頃やねん」
「うん? 早く脱がして欲しいんか?
あそこから、えっちな匂いがしてきたで」

まぁ、そんな言葉やね

昼間のカフェでそんな台詞を言わせんといてよ
耳まで赤くなるやんか

えっ
聞いてる私の方が恥ずかしいって?

まぁええやん
あんたが聞きたい
私が言いたいんやから



元旦からこんなエッチ下着を着とるんか」
「そうや。あんたに食べて欲しかったんやもん」


そうそう
あんたと年末に選んだあの赤いお揃いの下着
あれを着とったんよ

高かったけど
そのあいつの一言で
私の努力も報われたなぁ


その後?
その後はなぁ

ソファの上に寝かされて
彼の指が私の肌の上を這いまわり
彼の唇や舌が私の肌の上を舐めまわってた


夢心地やったなぁ
でも
分かるやろ?
あそこの奥が熱くなって
もっと先のことを求めるんよ

女って
欲張りな淫靡な生き物やなぁ

一度
性の悦びを味わうと
何度も求めてしまうねんな


早く下着も取って
直接
乳房乳首
そしてあそこ愛撫して欲しい

そう強く願ったし
あいつにおねだりもした


そして私の願いは叶えられたんや

最初にブラを取られ
彼の両手で優しく包まれるように揉まれながら
硬くなっている乳首を最初は吸うように
その後は舌と口で転がされるように愛撫されたら
思わず声に出る程に感じてしまったわ

そして彼の舌と口は
私の柔らかなお腹を通り下の方へ・・

ゆっくりとパンティを脱がしながら
最初やヘア
次にあそこの周りを
軽くキスして
私の大事な所を愛でるように
愛してくれた

それは太ももから膝
足を持ち上げるようにふくらはぎ
そして足先からパンティを脱がした後は
指先までキスしながら愛撫してくれた


えっ
そんな所まで舐めるの?
あんた驚いとるの?

そうやね
私もあいつと付き合うまではそうやったな

でも
あいつの愛情表現やし
私も今では
いつもそれを望んどるのかもしれん

元旦の朝も起きた後
足の指の一本一本
舐められてもええように
綺麗に洗ってあったもんな


指先を舐める時は
舌先をねじ込むようにしながら
指の間も舐めてくれるんよ

あぁ
そんな所を舐めたら汚いよ

私も舐められながらそうは言うけどな
でも
溜まらなく気持ちええねん
なんとも言えない気持ちになって
あそこからえっちなお汁が
溢れてくるのが分かるんよ


彼もそれが分かっとって
時々
溢れたお汁を

こんなにお汁を溢れさせて
ほんまにえっちな女やなぁ

そう言いながら
音を立てながらしゃぶるのが
また
なんとも言えない程
ぞくぞくと感じてしまうんよ



その後?
その後はなぁ
屠蘇の続きやったんよ

そうお屠蘇の続きな・・・


彼は
これからはお屠蘇の続きやぞ
そう言って
酒が残っとる屠蘇器を持ってな
私の身体の上に少しずつ垂らしてな
その酒と私の汗を一緒に
美味しそうに音を立てながら
舐めたり吸ったりしてくれたんよ

最初や乳首やったな

コリコリになった乳首の上に
冷たいお酒がたらりと落ちて

あっ
って思わず声が出たんよ

その後
すかさずに彼がお酒乳首を一緒に
美味しそうに味わんよ


他にもお腹もな

それからあそこもやねん

そう
うふふ
あそこもなねん

ソファの上で足を大きく開かされて
クリの上から少しづつ冷たいお酒
伝わってくるんよ

そして溢れとるえっちなお汁と
お酒が混じったもんを
音とたてながら美味しそうに
「あぁこれが本当の俺のお屠蘇や」
そう言いながら私の秘所の顔を突っ込んどる彼

女って不思議な生き物やなぁ

そんな彼のことが愛おしくなって
溜まらなくなって
足で彼の身体をきゅって挟んで
彼の頭を抑え込みながら抱え込んだわ


イッったかって??

うん
イッたね
それも何度も

だってあいつの愛撫
執拗やったんやもん

その後は挿れられたんかって?

ううんまだやった

ソファの上で
背もたれに手を突いて
四つん這いお尻突き出すように言われてから

お尻の割れ目の上から
屠蘇を少しづつ垂らされてな

お尻を軽くホールドされながら
あそこやクリを舐めながら
しゃぶりながら愛撫されたんよ


うん
今思い出しても恥ずかしくなるなぁ

だって
そんな恰好
好きな男以外には
みせられんやんか

好きな男以外に
しゃぶられて欲しくないやんか

でも
好きな男やと
あんなにも
淫靡で淫らで
どうしようもなく感じてしまうんやな


そう
またイッたんよ

最後には身体中の力が抜けてな
ソファの上に倒れ込んだんよ


その後?

まだ聞きたいん?


うふふ
実はその後はあんまり覚えてないねん

あいつにお姫様抱っこされてな
ベッドに連れていかれてな
色んな恰好であいつと繋がって
最後は一緒に果てて
泥のように眠ってしもたんよ


一番ええとこ
めっちゃ端折りすぎやんかって?

そうやね
でも
頭の中も白くなって
なんだか夢心地で
身体も心も蕩けてしまって
よく覚えてないのが本当やねん


一番ええとこ
めっちゃ端折りすぎやんかって?

そうやね
でも
頭の中も白くなって
なんだか夢心地で
身体も心も蕩けてしまって
よく覚えてないのが本当やねん


気が付いたらな
もう暗くなっていて
夕方やったかな

それから
行こうって決めていた
初詣にあいつと出掛けたんよ


本当に幸せなお正月やったなぁ

あいつはまた帰ったけど
またあいつは私の所に帰って来るねん

そう信じてられるから
今年一年もまた頑張れるねん



涼子、聞いてくれてありがとう
こんな話できるんは
私にはあんただけやねん

えっ
泣いとるの、涼子


私が幸せなんで良かったと
そう思って泣いてくれるん?


ありがとうね
私は幸せもんやわ



昼下がりの暖かなカフェの席で
私は感謝の気持ちをもって
涼子の手をとっていた

あの日のように
暖かな日差しを浴びて
私はとても満ち足りて
幸せだった

今年も素敵な一年に
きっとなるように感じて
私は幸せだった

(Fin)

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